会員さま同士のお見合いを組むため、婚活アドバイザーは一生懸命になりますが、このお見合いが実質的な婚活のスタートです。婚活は男女が出会わなければ始まりません。一方で、お見合いが組まれても、無事に交際につながるとは限りません。
こう書くと、たくさんお見合いした方が有利に思われるかもしれませんが、実際のところ、結婚できる方は、それほど多くのお見合いを設定しません。「お見合いは数ではない」ということなのです。それより大切なのは、出会った先のほうが重要だということに気づいているか、気づけていないかです。
大手の結婚相談所の紹介で月5人くらいの男性と会い続け、2年間で約100名とお会いした女性がいます。彼女は、32歳で大手の結婚相談所に入会したものの、どうしても結婚にいたりませんでしたが、34歳で当社へご入会されると、7人目にお見合いした方と無事に結婚となりました。
この差は、「大切なのはお見合いの数ではない」ということの表れではないでしょうか。
これは、私だけが言っていることではありません。当社も所属している日本結婚相談所連盟の調査によれば、結婚相談所を利用して結婚される方の平均お見合い数は10件程度(最頻値は5~9件)です。全国に多数の会員さまを抱える全国結婚相談事業者連盟の吉末育宏代表も「お見合いは数ではない」と断言しています。
それでは、結婚にいたる交際に進むには、何が必要なのでしょうか。男性と女性では、少し活動のスタイルは変わりますが、大切なポイントがあります。
大前提のポイントは次の3つがあります。
(1)恋愛と結婚は違うと認識すること
(2)何度も会うということ(3回は必須)
(3)相手のことをある程度スルーすること