つまらない会議も『悪の組織の会議』風なら楽しい? というコンテンツに登場した時、破戒僧に扮した長島氏
# 経営者

オモコロ「イケてるしヤバい男 長島」が話す、経営のまじめな話

気づいたら社長になってたよ

人気サイト「オモコロ」「ヌートン」を運営する「バーグハンバーグバーグ」を取材した。コンテンツは「美術のプロを唸らせろ! 初心者だらけの『現代アート展』!」「一瞬でたこ焼きを『青のりまみれ』にできる装置を作りました」といったもの。しかも彼らは大まじめにアートっぽいものをつくってプロの批評を受けてみたり、「青のりマシン」をつくったり……。ネットの人気コンテンツはいかにつくられるのか。通称「イケてるしヤバい男 長島」と呼ばれる長島健祐社長の、真剣な語りを聞いた。

 

バズる法則

例えば映画やマンガの登場人物が、窓ガラスをガシャーンと割りながら部屋に飛び込んでくるシーンを、どうやったら再現できるのか? 私たちはそんなことをまじめに考え、記事にしています。

実際に窓ガラスに飛び込んだら大ケガをしてしまうので、まず最新鋭の3Dプリンターを使って自分の精巧なフィギュアをつくりました。そして、強力なパチンコでフィギュアを引っ張ってガラスにぶつけ、その様子を専門家が使う超ハイスピードカメラで撮影したんです。ついには悪ノリで、自分のフィギュアをスイカに飛び込ませたりして……。絶対ほかでは見られない動画が撮れました。

そんなノリで、バズる(SNSで拡散する)コンテンツをつくっているのが当社です。企業から依頼を受ける広告記事も同じノリで制作します。まじめにやるからこそおもしろいのかもしれません。

小さな頃からおもしろいことが好きでした。大学は芸術大学の音楽科を卒業し、就職先はレコード販売店。その後、市場の縮小を感じて携帯電話の「着うた」を運営する企業に転職しました。

ここが、私にとってすごい世界でした。

バーグハンバーグバーグの「イケてるしヤバい男 長島」社長

その会社が動画投稿サービスを立ち上げ、私も関わることになりました。すると、一般ユーザーがおもしろいコンテンツを投稿しはじめ、さらにそのコンテンツを通じてほかのユーザーとコミュニケーションを取り、ついには素人が人気者になっていったのです。

その後、仕事を通してバーグハンバーグバーグの当時の社長と知り合い、なぜか「自分の結婚相手を募集するサイトを、真剣につくろう」という話になりました。

その時につけてもらった名前が「イケてるしヤバい男 長島」です。