亀田誠治が全経験をつぎ込み「無料音楽祭」を開催する背景と本心

令和元年、音楽文化の新時代が始まる
柴 那典 プロフィール

令和元年、音楽文化の新時代を作る

――クラウドファンディングも実施されていますよね。

企業、行政以外でも、一般の方にもこのフェスを一緒に参加して作った、音楽を応援しているという達成感を持ってもらいたいということでクラウドファンディングを始めました。

お金が足りないということではなく、意識を変えてもらうっていう気持ちが強くあります。

「日比谷音楽祭」のクラウドファンディングページ

――山あり谷ありと仰っていましたが、実現にこぎつけるまで大変だったところも大きかったんでしょうか。

多くの先輩、仲間から「亀ちゃん、しんどいから止めたほうがいいよ」って山ほど忠告されました。ただ心が折れることは一回もなかったです。自分の天命だと思って、絶対にやり抜こうと思いました。

あともうひとつ、お金の流れの話で言いたかったのは、日比谷音楽祭で企業からこれだけ協賛金をいただいたということを、僕は日本の音楽業界にもフィードバックしたいんです。

――というと?

今の音楽業界は狭い部屋の椅子取りゲームになってしまっていると思うんです。

アーティストはライブで稼げばいいって言うけれど、ライブだって自分たちの活動資金を回すためだけになってしまっていて、10代や20代前半の若い世代のミュージシャンには制作費が回っていかない。

そういう状況を変えるためにも、日比谷音楽祭をきっかけに、企業が音楽やアーティストをスポンサードする流れができてほしい。そういう新しい循環が生まれてほしいんです。

 

――一度きりのイベントで終わるだけでなく、日比谷音楽祭がこの後にどういう変化をもたらしていくのか、とても楽しみです。

特に教育としての部分には力を入れていますね。

たとえば3月には「ミュージシャンを目指す君たちへ」というタイトルでピエール中野くんとプレワークショップを行いました。一度きりの打ち上げ花火ではなく、いろいろなことをやってきました。

とにかく、今まで僕が積み重ねてきたキャリアや経験、たとえば武道館の「亀の恩返し」公演や「ap bank fes」を共にしてきたアーティストやスタッフなど、平成の後半で僕が培ってきた仲間たちの全ての力が入ってきている。

そういうイベントを令和元年に開催して、音楽文化の新しい時代を作っていければと思っています。

【日比谷音楽祭オフィシャルサイト】
https://hibiyamusicfes.jp/
【日比谷音楽祭クラウドファンディングページ】
https://www.securite.jp/project/hibiya