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日の丸半導体・ルネサス、ここへきて「株価急落」している意外なワケ

今週の「AI株価予報」で読む

ルネサスの「根深い経営問題」

日本株市場は「令和ブーム」など遠い昔、ここのところの日経平均株価は3週連続安になるなど精彩を欠く展開を続けている。

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直近では米中貿易戦争が再燃する中、中国の大手通信機器メーカー・華為技術(ファーウェイ)を排除するなど不穏な動きが活発化。さらに、イギリスではメイ首相が辞任を表明するなど世界的に政情不安が高まる中、海外情勢に翻弄された日本株市場は方向性を欠く展開から抜け出せないでいる。

そんな日本株市場にあって、ズバリ的中率80%を超える『Phantom株価予報AIエンジン』(財産ネット社開発・運営、詳細はhttps://phantom-ai.com/)が導き出した「今週の注目銘柄」を紹介しよう。

まず、今週の『Phantom株価予報AIエンジン』がピックアップした大本命銘柄はルネサスエレクトロニクス (6723)である。

 

そもそもルネサスエレクトロニクスといえば、NECエレクトロニクスとルネサステクノロジーが経営統合した「日の丸半導体会社」の代表格として知られる。車載用マイコンに強みがあり、世界トップ級のシェアを持つ超優良企業だが、じつはここへきて厳しい局面に直面している。財産ネット企業調査部長の藤本誠之氏が言う。

「ルネサスが5月14日に発表した19年12月期第1四半期決算が、ひどい内容だったのです。本業の利益を示す営業利益が約12億円の赤字で、7年ぶりに赤字転落。前年同期が233億円の黒字であったの比べると、急激な悪化です。じつは株式市場ではこの決算発表後にボトムアウト期待で一旦株価が急騰したが、それも一時的に終了。アナリストの目標株価引き下げなどによって、同社の株価は再び反落へ転じたのです」

ルネサスの不調は「一時的」なものではなく、「根深い」ものである――。

要するに、マーケットは同社の経営についてそんな視線を持ち始めたわけだ。