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# ライフハック

孫正義、スティーブ・ジョブズが実践していたアイデアを生み出す習慣

「小さな積み重ね」が圧倒的成功を生む
孫正義、イチロー、スティーブ・ジョブズ、ビル・ゲイツ、ドナルド・トランプ……。許成準氏の著書『1日ごとに差が開く天才たちのライフハック』は、こうした成功者たちが実践していた「小さな習慣」を集めた一冊だ。たとえば孫正義は「毎日5分、1つのアイデアを考えること」、ジョブズは「感動を表に出すこと」を自らに課していたそう。圧倒的な成功を生んだ、彼らの「小さな習慣」に迫った。

毎日5分、1つアイデアを考える

ソフトバンクグループ創業者・孫正義は「フォーブス」誌の日本長者番付の常連だ。

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2017年からは連続で第1位につけている。グループの時価総額によって順位が変動することもあるだろうが、息の長いIT長者が少ない日本にあって異色の存在である。

彼は19歳のとき、カリフォルニア大学バークレー校に留学し、経済学を専攻した。

食事と睡眠以外のすべての時間を勉強に使っていたが、時期が悪かった。日本の父が病気で倒れてしまい、家族から送金してもらっていた毎月20万円の留学資金が途絶える恐れが出てきたのだ。

最初から留学には無理があったのだが、いよいよ自分でお金を稼がなければ家族に迷惑をかけてしまう。だが、勉強漬けの孫にはアルバイトに使う時間はなかった。

普通の人なら、勉強時間を削ってアルバイトをしたはずだ。

だが彼は、「1日に5分だけ働いて、ひと月に100万円以上稼ぐ方法はないものか?」と本気で考えた。友人は驚いて「バカな考えは捨てて、カフェでアルバイトしたほうが良い」とアドバイスしたが、孫は折れず、実用化を視野に入れた発明をすれば、それを企業に買ってもらえると思いついた。

そして毎日5分だけ使って、1日にひとつ発明をする習慣を自らに課した。

 

この習慣には、考える時間は毎日5分に限ること、5分考えてもアイデアが無ければ、その日は諦めることという2つの原則があった。毎日5分の発明を続けるうちに、発明方法にも法則が見えてきた。孫はそれを3つに分類した。

第一に「問題解決法」。その名のとおり、すでにある問題を見つけて、その解決法を考える方法だった。

第二に、「水平的思考法」。たとえるならば、大きなものを小さなものに、小さなものを大きなものに、四角いものを丸いものに変える方法だ。

第三は、「強制結合法」。ラジオとカセットを組み合わせると、ラジカセになるように、既存のものを組み合わせる方法だった。「強制結合法」はもっとも多く活用され、孫はこのために300枚ものカードを作って、そこからランダムに2枚選び、結合させてみたりしたという。