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電動スクーター、トラック、航空機まで…ウーバーが描く「移動」の未来

ライドシェア最大手のしたたかな戦略
いまアメリカやフランスの都市部で流行している乗り物をご存じですか? それはシェア型の「電動スクーター」です。手軽で快適に移動できるこの乗り物には、あのライドシェア最大手「ウーバー」も注目しています。
獨協大学経済学部経営学科准教授で、現在、ドミニカン大学カリフォルニアにて客員研究員として研究活動を行っている陰山孔貴さんによる、「移動」の未来を考える特別レポート。

あちこちで見かける「シェア型電動スクーター」

私が現在、暮らしているカリフォルニアのサンフランシスコ・ベイエリアで、よく見かける光景の1つに、電動スクーターに颯爽と乗る若者たちの姿があります。

風を切りながら、気持ちよさそうに進む姿はまさにカリフォルニアのイメージにぴったりです。

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シェア型ですので電動スクーターを購入・所有する必要はありません。電動スクーターを時間貸しでかりることになります。

この電動スクーターの面白いところは、使い始める時に特定の場所に行く必要がないことです。使用したい時は、スマートフォンにダウンロードしたアプリ上にある地図を見て、電動スクーターがある場所まで歩いていけばよいのです。

サンフランシスコ・ベイエリアでは、多くのシェア型電動スクーターが歩道のあちこちに置かれていますので、見つけることは簡単です。人が集まる場所には1カ所に大量に置かれていることもあります。

 

使い方はとっても簡単!

大手であるライム社の「Lime-S」を例にとって、電動スクーターの使い方を説明します。

電動スクーターを見つけると、ハンドルに貼られているQRコードを読み込みます。そうするとロックが解除される仕組みになっています。

料金は、ロックを解除した時点で1ドルかかります。それ以降は1分ごとに15セントが課金される仕組みになっています。そして、颯爽と目的地を目指し、走り出すという流れです。

乗るのは非常に簡単です。ボタンを押すだけで走り出します。加速力はかなりのもので坂道でも発進できます。ブレーキもついていますし、バッテリーの残量も表示されます。

利用が終わった後は、歩道などに停め、アプリで利用終了を通知します。非常識な場所に停めていないことを伝えるために、写真撮影をして終了です。支払いは、一般的にクレジットカード払いです。

中には、目的地を目指すわけでもなく、それに乗ること自体を楽しんでいる方もおり、実際、休日には多くの方が遊んでいる姿を見かけます。

また、簡単な登録をすると電動スクーターに乗るだけではなく、充電もできるようになり、充電をするたびに報酬がもらえる仕組みになっているのも面白いところです。

実際、これをサイドビジネスにする方も増えており、友人が夜に車でやってきて大量に電動スクーターを乗せている姿を見たことがあると言っていました。