熱いぞ!ANAとJALの「仁義なきハワイ争奪戦争」が始まる!

中型機主流の中で「最大型機」が投入
山下 知志 プロフィール

JALとの全面戦争になる!

A380の就航に合わせて、ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港に、自社ラウンジをオープンさせる。

ファーストクラス利用者や、AMC(ANAマイレージクラブ)のダイヤモンドメンバーなどが利用できる「ANA SUITE LOUNGE」と、ビジネスクラスとプレミアムエコノミー利用者やAMCのプラチナメンバー、SFC(スーパーフライヤーズカード)会員やスターアライアンスのゴールド会員などが利用できる「ANA LOUNGE」を設置する。

ウミガメをイメージしたデザインのA380。JALは嵐のメンバーが描かれた特別塗装機で対抗

ラウンジの最大の特徴は、A380型機の2階席(アッパーデッキ)にアクセスするPBB(旅客搭乗橋)に直結していることだ。A380型機の2階席はファーストクラス、ビジネスクラス、プレミアムエコノミーが配置されており、これらのシートの利用者はラウンジから直接、搭乗できるようになっている。

ハワイを訪れる日本人は、年間150万人を超える。非常に大きな観光市場だが、1997年には222万人近くの日本人が訪れていた。A380の就航をきっかけに、ANAは再び、需要を喚起する起爆剤にしようという思惑がある。

そして、現在15%程度のホノルル線のシェアを最終的には25%まで拡大を目指し、さらに上乗せを目論んでいる。それは、JALのシェアを侵食するということでもある。

 

JALも手をこまねいているわけではない。2017年には7年ぶりにハワイ島のコナ直行便を復活させた。2018年3月には、ANAと提携していたハワイアン航空を自陣営に引き込んで提携することで合意。ハワイアン航空は、オアフ島以外の離島路線も数多く運航している。

「JALの赤坂祐二社長は、ANAが需要を創出することは、JALにとっても大きなメリットがあるとしつつ、ホノルルだけでなく、ハワイ全域でANAに対抗するともいっています。これまで、ANAとJALの国際線路線網は体力勝負を避け、棲み分けしてきましたが、どうやら仁義なき戦いが始まる可能性が高いですね」(業界関係者)

JALもこのままでは、済まさない。ANAが仕かけたJALvs.ANA戦争が、サービス向上につながれば万々歳だ。今年のハワイは、熱いぞ!

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