熱いぞ!ANAとJALの「仁義なきハワイ争奪戦争」が始まる!

中型機主流の中で「最大型機」が投入
山下 知志 プロフィール

修学旅行はハワイに行こう!

総2階建ての巨大飛行機は、2階部分には最前方にファーストクラスが8席、真ん中にビジネスクラスが56席、後方にプレミアムエコノミークラス73席がある。1階部分はエコノミークラス383席で、合わせて520の座席を備える。

プレミアムエコノミー

ホノルル線で運航しているボーイング787はビジネスクラス40席、プレミアムエコノミークラス14席、エコノミークラス192席の合計246席。輸送規模は787型機2機分を軽く超える。

そして独自のサービスでお客獲得を狙う。ANAのホノルル路線で初のファーストクラスは個室型シートでドア付き。ビジネスクラスにはカップルや家族が隣り合って座れるペアシートも設けられている。プレミアムエコノミークラスのシートは、ゆとりの38インチのシートピッチを用意した。

 

1階のエコノミークラス後方には日本の航空会社で初めてとなる「カウチシート」を60席分導入した。隣接する席のレッグレストを引き上げると、3~4席分をベッドのように使うことができる。日本からホノルルまでは、往路で7時間、復路で8時間以上かかるので、座ったままの姿勢は大人でもつらい。

その点、カウチシートなら寝転んだり、姿勢の自由度は高い。特に子連れ客にとっては非常に便利なシートといえる。

さらに、機内5カ所にバーカウンターを設置。着替えや赤ちゃんの授乳に使える多目的ルームなど多彩な設備も用意している。

ファーストクラスのカウンターバー

気になる料金だが、ローシーズン(閑散期)でファーストクラスが35万円、ビジネスクラスで10万円、プレミアムエコノミークラスで5万5000円、エコノミークラスは2万7500円だ。他の航空会社より、若干お安めの価格設定となっている。

カウチシートの料金は、何名で利用するか(何名分の席を購入するか)で変わってくる。1名で3席利用の場合は8万6500円なので、プレミアムエコノミークラスの料金よりは高くなる。

「ハワイという場所柄、結婚式や新婚旅行、あるいは記念日旅行、さらには年に一度の家族旅行が目的というお客様が多い。いろいろなお客様に、せっかくだから飛行機でも少し贅沢をしたいという気持ちに寄り添うようなつくりを目指した」(同前)

超大型機ということもあって、これまで取り込めなかったお客層も狙う。1つは団体客の取り込みである。520席という座席数は、団体客を乗せても十分に対応できる。修学旅行などもターゲットにしているという。

それでも520席という膨大な座席数を埋めることはできるのか。ちょっと気になる。

SPONSORED