「作り置きおかずを活用すると、毎朝のお弁当だけでなく、夜ごはんもあっという間にできる」と言う、お弁当マスターの大橋日登美さん。連載「おべんたふるらいふ」では、レシピの紹介に加え、調理のコツや時短テク、見栄えをよくする工夫などをご紹介しています。

これまで、彩り豊かなお弁当作りができるよう、ほうれん草)、だし巻き卵味玉)、トマトやにんじんなど)、ポテトサラダ)と、色別にご紹介してきました。今回は、お弁当を大人っぽく、上品に見せる「紫のおかず」の作り方をレクチャーします。

おべんたふるらいふ」過去の記事はコチラ

紫の食材は栄養価が高く、
日持ちもする!?

連載第6回のテーマは「紫のおかず」です。

「色シリーズ」も佳境に入ってきました。

お弁当に「紫」が入ると、大人っぽく、おしゃれな見た目になります。そしてもちろん、おいしそう。

食材を紫色にしているのは、アントシアニンというフラボノイドの一種です。ブルーベリーなどに多く含まれ、目に効く成分として有名ですね。アントシアニンには抗酸化作用があります。

紫キャベツは普通のキャベツに比べて栄養価も高く、日持ちします。切り口をぴったりとラップで覆えば2~3週間はもちます。

ただ、今までご紹介してきた食材と違って、紫キャベツ、紫玉ねぎ、紫芋などの「紫の食材」は格段に「入手が難しい」ものです。

私は「紫を見たら買え」というマイルールを決めているくらい、スーパーで見かけることの少ない食材の一つです。

お弁当を毎日作られている方なら、彩り要員として重要な「紫の食材」が入手できる店をいくつか確保しておくことをおすすめします。

プロ向けの食材を売っている量販店や輸入食材店などには、紫の食材を置いているところが多いです。

自宅に栽培キットがある方なら、ホームセンターなどで種を購入し、紫キャベツのスプラウトを作ってもいいですね。水栽培で簡単にできるので、こちらもおすすめです。

それでは、手軽に作れる紫のおかずをご紹介していきます。

【紫キャベツのレモンマリネ】

日持ちするうえ、彩りもきれいなお弁当の名脇役です。ゆでるといったん色が落ちたように感じますが、酢と油を加えると鮮やかに戻ります

<材料> 作りやすい量
紫キャベツ………………200~300g
レモン汁(酢でも可)…大さじ3
砂糖………………………大さじ3
オリーブオイル…………大さじ1.5
塩…………………………小さじ1/2

<作り方>
【1】鍋に湯を沸かし、ごく細い千切りにした紫キャベツを10秒ほどゆでる。
【2】【1】をボウルに入れ、熱いうちにレモン汁、砂糖、オリーブオイル、塩を加えて和える。
(保存の目安:5~10日)※保存容器には汁ごと入れましょう。


【紫芋とクリームチーズのサラダ】

さつま芋で作ってもおいしいレシピです。また、お好みでくるみを入れても◎。紫芋の水分量の違いで必要なマヨネーズの量が変わってきます。水分量が少ない場合は、マッシュするときに水も大さじ3ほど加えてください

<材料> 作りやすい量
紫芋………………1本
クリームチーズ…40g
マヨネーズ………大さじ2~3
(水 適宜)

<作り方>
【1】紫芋は湯気の立った蒸し器で蒸し、皮を剥いてマッシュする。
【2】【1】にマヨネーズを加えて和え、さいころ形に切ったクリームチーズを入れ、チーズの形が崩れすぎないようそっと混ぜ合わせる。
(保存の目安:3~6日ほど)


【しばわかめのポテトサラダ】

ポテトサラダの作り方は第5回の記事を参照。「しばわかめ(わかめしば漬け)」という漬物の「紫」を使った手軽なレシピです。しばわかめは冷凍できるので、私は通販で多めに買ったあと小分けして冷凍し、紫の食材が足りないときに解凍して使っています。トップ画像右上のお弁当のように、ご飯の友にも最適です。また、なすのしば漬けでポテトサラダを作ってもおいしいですよ

<材料> 作りやすい量
蒸してマッシュしたじゃが芋…2個分(200g)
しばわかめ………………………40g
青じそ……………………………4枚
マヨネーズ………………………大さじ1.5

<作り方>
【1】ボウルにマッシュしたじゃが芋、食べやすい長さに切ったしばわかめ、みじん切りにした青じそを入れて、マヨネーズで和える。
(保存の目安:2~4日)

そして忘れてはいけない、紫の定番食材「なす」を使ったレシピを次ページでご紹介します。