元気な有名人が65歳過ぎてやめたこと、始めたこと

伊東四朗、板東英二…ほか
週刊現代 プロフィール

「卵を一日1個以上食べると、コレステロールが溜まって体に悪い」と思っている人はまだまだ多い。

だが、一日に何個も食べ続ける生活を送りながら、病気もせず健康に暮らしている有名人がいる。元中日ドラゴンズの投手で、引退後はバラエティでも活躍した板東英二さん(79歳)だ。

「大好きなゆで卵は、いまでも毎日3~5個は食べています。そもそも卵はコレステロールに関係ないという論文も多くあります。むしろ数値の気にしすぎは逆効果だと思います。

年に一度は人間ドックも受けていますが、何の問題もない。いたって健康ですよ。滑舌もハッキリしてるでしょ」

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そんな板東さんにとってターニングポイントになったのは7年前、72歳のときだった。自身が所属する個人事務所に税金の申告漏れが発覚。世間からバッシングを受け、ほとんどの仕事を失った。

「その嫌疑に関しては、僕はずっとやましいことはしていませんし、潔白だと思っていましたが、生前に交流があって師匠と仰ぐ、故・後藤田正晴先生の『沈黙はすべての扉を開く』を守り、公には反論しませんでした。自分が未熟だったのです。

70過ぎてあえて『やめたこと』といえば、仕事がガクンと減って、交友関係も変わり、環境も変わり、結果的に時間的なゆとりが生まれたことかもしれません」

 

そんな板東さんが73歳からもう一度、始めたのが、自身の原点である「野球」だった。

市民グラウンド(名古屋)で少年野球に交じり、トレーニングを開始。メニューはランニングにダッシュ、腹筋、バットスイングに投球練習。球数は100球がノルマで、球速は100km/hを目指して投げている。

「平日はコンクリートの壁に向かってひたすら投げています。当然、ボールも少ないので、変なところへ跳ね返ると、それを自分で取りに行くことになります。そりゃ疲れますよ。でも、それもトレーニングの一部ですから。

通常はこれらのメニューをこなすとぴったり1時間17分になるのですが、これ以内に終わると頑張ったとなるし、この時間を越えると、怠けていたことになるので、時間は常に意識しています。

もちろん、一般の方にはハードだと思いますが、自分なりのメニューを設定してそれを目標に体を動かしていけば、身体的にも精神的にも元気になると思います。

私の場合は野球ですが、昔やっていたどんなスポーツでもいいので、その人なりに体を動かしてみるとか、運動でなくても、若いころに打ち込んでいた課題や趣味をやり直してみるのもいいと思います。

トレーニングはストレス発散にもなりますし、満足感も得られます。事件当時は『なんでこんなことになったのか』と悩むこともありました。

でも、無心でボールを投げるうちに、終わったことをくよくよ嘆いても仕方がないと思えるようになりました。他人の評価を気にするのもやめました」

昨年、妻が他界し一人となったが、洗濯や掃除など家事も自分でこなしている。「まだまだやることがある」と思うことが、健康の秘訣だと板東さんは語る。

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