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地銀の株価が大幅下落…! 減益決算だけではない「隠された理由」

地銀に次の手はあるのか
メガバンクに先立ち、大半の地銀が19年3月期決算を発表した。これにともなって、地銀セクターの株価下落が著しいが、じつはその原因は減益決算だけではない。地銀にいま何がおきているのか……。マネックス証券チーフアナリスト兼マネックス・ユニバーシティ長の大槻奈那氏による最新金融レポート!

株価クラッシュ

メガバンクに先立ち、地銀の大半が19/3月期決算の発表を終えた。これを受け、株価の下落が著しい。銀行セクターの過去5営業日の下落率は3.7%と、東証全体の2.4%を上回る。

特に、一部の株価の暴落は強烈であり、例えば、ふくおかFG(8354)や富山第一銀行(7184)、群馬銀行(8334)などで下落幅が大きくなっている。(図表1)。

これらの銀行の多くは、19/3月期の実績か20/3月期の会社予想の当期利益が大きく減少している。例えば、製造業顧客が多いとされる群馬銀行(8334)は、19/3月期の当期利益が与信費用の上振れなどで前年比18%の減益となった上、20/3期会社予想も10%の減益と発表した。

 

20/3月期は、前期に特殊要因があった銀行を除き、ほぼ減益予想となっている。しかも、利鞘の低下と運用利益の減少、与信費用の増加で、5%以上の減益を予想している銀行も多い。

例えば山形銀行(8344)は、19/3月期に利鞘の低下、与信費用の増加で19%減益となった上、今期もトップラインの減少に加え、経費増、運用益の減少で25%の減益予想となっている。18年3月期に50億円だった当期利益は2年で4割減の30億円となってしまう見込みである。株価はこの5営業日で10%の下落となっている。