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# ビジネススキル

ヤフーで実践! 自分自身に「目覚め、導く」ための方法

「変わること」の第一歩になる
Yahoo!アカデミア学長にして、『1分で話せ』(SBクリエイティブ刊)でベストセラー作家として知られる伊藤羊一氏。「成功者」として今や、講演に引っ張りだこだが、かつては引きこもりになり、手形詐欺に遭い、銀行マンにもかかわらず金髪&ノーネクタイという“ダメなサラリーマン”だったという。そんな伊藤氏がいかにして変わり、生徒たちを変えていったのか? 「令和」ととともに、待望の新連載がスタート!
 

僕は変わった

人は変われる――僕が身をもって学んだことだ。

僕には、社会人としてのスタートに躓き、メンタルをやられ、引きこもり生活を送っていた時期がある。『鬱も詐欺も左遷も経験した金髪銀行員だった僕はこうして「変わった」』にも書いたとおり、日本興業銀行員時代の末期には金髪&ノーネクタイで過ごしていた。

いわゆる、ダメな銀行マンだった僕が、今ではヤフーの次代のリーダーを育てる「Yahoo!アカデミア」の学長だ。そこでの仕事も含め、昨年は297回も人前で話した。ほぼ毎日、多くの人の前でしゃべらせてもらっているわけだ。

2013年から受け持っているグロービス経営大学院の講師としての仕事を含めれば、これまでに向き合ってきた生徒の数は3000人を超える。元引きこもりが、日本経済を支える人材の育成に携わってしまっている。僕は変わったのだ。

もちろん、金髪銀行員時代の僕は今の状況を想像すらしていないかった。興銀から文具・事務用品メーカーの「プラス」に転職したときも。

ただ、今にして思えば変わるきっかけは3つあったと感じている。1つ目は興銀時代、うつ気味だった僕を指名して、お客さんが新規融資案件を持ち込んでくれたこと。人に頼られ、その期待に応える喜びを知った。

2つ目はプラス時代に起きた東日本大震災。会社一丸となって被災地に物資を届けるための仕事に取り組む中、僕は物流網を復旧させる責任者として指揮を取った。このとき、意思決定と実行を繰り返し、リーダーシップの重要性を学んだ。

3つ目はグロービスで講師をになったこと。人を教え、育てる喜びを知った。