青葉の頃にやって来るフクロウの仲間アオバズクです。
北からやってきて日本で越冬するハクチョウやマガンとは逆に、暖かくなると南から飛来して、夏の間、日本で過ごす渡り鳥です。
少数ですが、北海道でも営巣します。
森の緑が濃くなる頃に、木の洞の中にアオバズクの小さなヒナを見つけました。
この巣は小さくて浅く、ヒナの姿が丸見えだったので、しばらく通って観察を続けました。
アオバズクは完全に夜行性で、親鳥は日が落ちると活発に狩りをして、頻繁にヒナに餌を運んできます。
獲物は、主に虫です。夏に街灯に群がる虫を狙うこともあります。
狭い巣だったので天敵に襲われないか心配しましたが、親鳥の熱心な子育てにより無事に育ち、巣立ちまで見届けることができました。
今年もまた来てくれるかな~?