初めての土地へのショートトリップ。限られた時間の中で、楽しく効率よく回りたい。そんな時、情報収集はローカル(地元住民)に聞くのがいちばん確実。今回、鹿児島県を案内していただいたのは、『HiHiHi(ひひひ)』デザイナーの末田昌士さん。

鹿児島空港近辺の霧島市や姶良市は、自然がとても豊かで、なんだかゆっくりと時間が流れているような地域。この土地で服づくりに勤しむ末田さんに、訪れると元気が出る癒やしのスポットを紹介いただきました。

鹿児島空港からのアクセス
姶良市まで約16㎞。(姶良市役所まで)高速道路を利用して約20分
霧島市まで約12㎞。(霧島市役所まで)国道504号を経由して約20分

樹齢1600 年以上(推定)
日本一おおきな木!

蒲生の大クス

国の特別天然記念物。

安産、学問芸術、健康長寿などの御神徳で有名な、蒲生八幡神社の境内にある御神木。日本一おおきな山が富士山ならば、日本一おおきな木は蒲生の大クス!

大クスがモチーフの御朱印帳。

自然災害や虫害などに負けずに、これまで生きてきた奇跡の木でもある。

剪定された大クスの枝木をスライスした御朱印は1ヵ月10枚程度の限定。授与日は決まっていないため、運がよければ出会えるかも?

その生命力溢れる姿を拝むために全国から観光客が訪れ、パワースポットとしても大人気。地元の人も「何回見てもすごい!」と絶賛。
 

とっておき鹿児島土産
「安産御守」

蒲生の大クスがある蒲生八幡神社の御守。こちらの神社では神功皇后を祭っているため、安産祈願に霊験あらたかと知られている。御守には力強い大クスが描かれており、そのたくましい姿に勇気づけられそう。蒲生八幡神社の社務所にて授与している。¥1500。http://www.kamou80000.com/

蒲生の大クス
鹿児島県姶良市蒲生町上久徳2259-1
☎0995-52-8400(蒲生八幡神社)

大河ドラマ「西郷どん」のロケ地
桜島を望む、美しい白砂青松

重富海岸

防潮林としてそびえる松林の中は、暑い季節も涼しくて快適。

霧島錦江湾国立公園の一部で、桜島や霧島連山を望む抜群の眺望。夏場は海水浴場として親しまれ、大潮の干潮時には広大な干潟が現れる。

なぎさミュージアムには、常駐スタッフがおり、SUPのレンタルもある(¥3000/3時間)。

松林内の「なぎさミュージアム」には、目の前の海や干潟の生き物がたくさん。姶良カルデラの生態系を楽しく学ぶことができる。開館時間は9:00~17:00(夏場は18:00まで)、入館無料。休館日は火曜・年末年始、夏休み期間中は無休。

重富海岸
鹿児島県姶良市平松7675
☎0995-73-3146(なぎさミュージアム)
http://www.nagisa-museum.com

大自然が生んだ天然水
地元の人々のとっておきスポット

大出水の湧水

コバルトブルーの色をした美しい水溜まりやおいしい空気に身も心も癒やされて。

清らかな水源を豊富に蓄える霧島連山周辺では、今でもたくさんの湧水が確認できる。大出水の湧水も毎分22トンが湧き出るという水量の豊かな場所。水源の水温は年間平均15℃。

井戸が設置されている。

まろやかでクセのない味わいのため、「いつものコーヒーやカップラーメンも、この水を使うとおいしくなる!」と地元の人々に愛されている。※飲用については各自の責任のもとご利用下さい。

夏場は、避暑地や水遊びスポットとしても人気。

大出水の湧水
鹿児島県霧島市横川町下ノ3706-1
☎0995-45-5111(霧島市観光課)

130年以上の歴史を持つ
不思議な湯、湯治の湯

米丸温泉

泉質は含鉄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉。

「ここに本当に温泉があるの?」と誰もが思うだろう入り口を進むと、古い民家の奥に男湯・女湯それぞれに湯船がひとつ。西南戦争での負傷者がこの温泉で傷を癒やした記録が残っているほど、殺菌効果が高い源泉は、切り傷やあせものほか、とげ抜きの湯としても有名。

オーナー山村恵津子さんが「不思議な湯なんです」と逸話を教えてくれる。

皮膚トラブルに悩んでいる人も評判を聞きつけて全国から訪れる、まさに知る人ぞ知る秘湯である。

どこか懐かしい雰囲気。

米丸温泉
鹿児島県姶良市蒲生町米丸3275
☎0995-52-0248
営業時間:13:00~17:00、土・日9:15~17:00
定休日:毎月2、12、22日

PROFILE

末田昌士 Masashi Sueta
『HiHiHi(ひひひ)』デザイナー。2011年、地元の姶良市に戻り、豊かな自然の中で服づくりを始める。


●情報は、2019年5月現在のものです。
※本記事内の価格は、すべて税込み価格です。
Photo:Aiko Shibata、Toru Oshima(お土産) Text:Lisa Nagamine Illustration:Okataoka Edit:Saki Miyahara