抜群の目力! 迫力満点「オオカミウオ」を捕らえてカブト煮を実食!

モンスターハンターの「生きもの烈伝」
平坂 寛 プロフィール

オオカミウオは頭でっかちな外見をしているが、じつは頭骨そのものが極端に大きいわけではない。ほほ肉のボリュームがすごいのだ。

オオカミウオの頭骨

魚のほほ肉とは、上下のあごを動かして、物を噛むための筋肉である。 オオカミウオの大型の個体では、おとなの男性のにぎりこぶしよりも大きなほほ肉がついている。こんな魚、他にはそうそういない。

つまり、オオカミウオは魚のなかでもケタはずれに噛む力が強いということだ。貝殻が砕かれるのも、釣り糸がつぶれるのも、漁師さんたちが怖がるのも納得だ。

 

オオカミウオを食べてみた!

ぼくは、つかまえた生きものを五感で感じることにしている。そのため、いつも食べてみているのだ! 「味覚」だ!

今回のオオカミウオも、もちろん食べてみた。

オオカミウオのカブト煮

気になる味に関しては、胴体の身はクセがなくておいしいが、少し水っぽくて身がやわらかかった。

ただし、ほほ肉だけは肉質が完全に別物で、煮つけは魚というよりむしろ鶏肉のように筋肉質な歯ごたえだった。……その強さが食感からもうかがえる。

ほほ肉どっさりで食べごたえばつぐん。実際に捕まえてみるといろいろなことがわかる!

小さなころからあこがれてきたオオカミウオだが、このように実際に捕まえてみることでいろいろな事実を知ることができた。

このコラムが、ぼくと同じようにオオカミウオにあこがれ、いつか同じようにこの魚を捕まえに行く人たちの参考になればいいと思う。そして、次は彼らがまた新しい発見を報告してくれることを期待したい。

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