ダメ、絶対!株式投資で「決してやってはいけない」7ヵ条教えます

これをやめることが成功への近道だ
加谷 珪一 プロフィール

②他人の投資手法を批判する

投資手法についてやたらと論争したり、他人の投資手法を批判したりする人がいるが、このような行為はまったく無意味である。ネットのコメント欄などでも、投資について説明している書き手を罵倒する書き込みを目にすることも多いのだが、こうした人たちはほぼ100%、投資で成功していない。

投資というのは勝ち負けがハッキリしたゲームである。「勝ってナンボ」の世界であり、それ以上でもそれ以下でもない。どれだけご立派な理論を並べたところで、利益を得られなければ実績はゼロである。

 

厳しい世界ではあるが、逆に言えば、一切の不公平もない。どの手法を選択したのか、どの情報を参考にしたのかも含めて、すべてが自己責任であり、他人が介在する余地はゼロだ。その意味では、実績も出ていない段階で、投資手法の正しさについて論争をしたり、他人を批判したりするのはナンセンス極まりないといってよいだろう。

有能な投資家であれば、他人の投資手法は参考にするが、それを否定する必要もなければ、無条件で受け入れる必要もない。情報として重要だと思えば取り入れればよいし、そうでなければ取り入れないだけである。このような割り切りができなければ投資はうまくいかないだろう。

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③経験のない人に相談する

投資というのは経験がモノを言う世界である。才能のある一部の人を除いて、経験を積んだ人には「絶対」に勝てないと思った方がよい。その観点からすると誰にアドバイスを求めるのかという話は非常に重要である。

野球がうまくなりたいと思っている人は、野球がうまい人からアドバイスを受けるのが普通である。音楽も同様で、ピアノがうまくなりたいと思っている人は、ピアノがうまい人からレッスンを受けるのが常識だろう。ピアノのことは詳しいが弾いたことがないという人や、野球には詳しいがキャッチボールもしたことがない、という人から教えを請う人はいないはずだ。

ところが投資の場合には、驚くべきことにこれが日常的に行われている。投資のことは知識としては知っているが、自身では投資経験がない人のアドバイスを真剣に聞いてしまう人が実に多いのだ。これでは常識的に考えてうまくいくはずがない。人からアドバイスを受けるのなら、まずは実績を上げた人からというのは、どの世界においても鉄則である。