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社長カレーまで大ヒット! アパホテルだけが「勝ち続け」られる秘密

アパホテルのすごい経営戦略

精緻な戦略

アパホテル(本社・東京都港区)の勢いが止まらない。

〔photo〕昨年12月にオープンしたアパホテル〈日本橋馬喰町駅前〉

3月19日に「アパホテルプライド 国会議事堂前」(500室)を東京・永田町にオープンしたかと思ったら、3月22日には「アパホテル 茨城古河駅前」(164室)を茨城県古河市に、4月19日には「アパホテル 上野稲荷町駅北」(131室)を東京都台東区にと立て続けに新規ホテルを出店。海外でも、カナダのブリティッシュコロンビア州において、5月2日にはプリンスジョージ市に「COAST prince george hotel by APA」(159室)、翌3日にはチリワック市で「COAST chilliwack hotel by APA」(110室)をグランドオープンと、国内外で続々と新規ホテルを新築でオープンさせているのだ。

今後もオープンラッシュは続く。主なホテルだけでも、9月には横浜に同社では日本最大の「アパホテル&リゾート横浜ベイタワー」(2311室)、11月には大阪に「アパホテル&リゾート御堂筋本町駅タワー」(913室)、10月には東京都豊島区に「アパホテル山手大塚駅タワー」(613室)、来春2月には「アパホテル&リゾート両国駅タワー」(1111室)が開業予定。

アパホテル・ネットワークは全国最大513ホテル、8万5411室(建築・設計中、海外、FC、パートナーホテルを含む・19年5月7日現在)を展開するに至っているのだ。

 

躍進の背景には、直近の8年間で5倍にも膨れ上がったインバウンド需要が好調に推移していることが挙げられるが、アパホテルは同業他社に比べて、その需要の取り込み方が実に巧妙だ。駅から徒歩3分以内を条件に、東京をはじめとした主要都市で次々と「新都市型」と自らが呼ぶホテルをオープンし、こうしたインバウンドのニーズをどんどんと吸い上げ急成長しているのだ。

ただしそれだけではこの大躍進の要因を語りつくしたとは言えない。真の躍進の要因は、やはり同社の精緻な戦略にあるだろう。アパホテルの出店戦略とはどのようなものなのか。以下、紹介していこう。