# 韓国経済

北朝鮮にもスルーされるようになった韓国・文政権の「万事休す」

国内政治は一段と混迷の恐れアリ

韓国の文政権が窮地に陥っている。元徴用工への賠償問題が原因となって、日韓関係は戦後最悪の状況に陥っている。米国は、北朝鮮に対して過度な融和姿勢をとり続ける韓国の身勝手さに危機感を強めている。さらに中国は、米国との通商交渉や極東地域での影響力を狙ってわが国との関係を重視している。

最近、北朝鮮までも韓国を当てにしなくなった。まさに、韓国は隣国および主要国から無視されているというべき状況にある。更に、韓国経済の成長を支えてきたサムスン電子をはじめとする大手財閥企業の業績が急速に悪化している。レームダック化を極める文政権がこの状況をどう立て直すか、妙案が見当たらない。

 

明確化する韓国パッシング

韓国が日米中からパッシングされている。韓国は日韓請求権協定が定めた最終的かつ不可逆的な国家間の合意を無視し、わが国企業に一方的に元徴用工などへの賠償を求めている。韓国の原告団は、わが国企業が韓国にて所有する資産売却の申請にも踏み切った。わが国に“実害”が及ぶ恐れが高まる中、政府が韓国と対話することはできない。

米国は、北朝鮮に対しての融和姿勢が行き過ぎている韓国を信頼できなくなった。米国は大型警備艇を韓国に派遣し、自ら北朝鮮船舶への“瀬取り”を取り締まらざるを得ない。中国は、国内経済の減速に直面する中で、米国との通商協議を進めなければならない。北朝鮮との関係を修復できたこともあり、習近平国家主席も韓国を重視しなくなった。

韓国は、日米中から見放されている。国際社会において韓国が“パッシング”されている中、北朝鮮にとっても文政権は役に立つ仲介者ではなくなってしまった。金正恩朝鮮労働党委員長は、韓国を使って米国との交渉を目指す方針を改め、自力でトランプ大統領から譲歩を引き出すことを目指し始めた。

5月に入り、金委員長はトランプ大統領に対して、「ピョンヤンのほうを向け」と2回にわたってメッセージを送った。それが、短距離弾道ミサイルの発射だ。北朝鮮では食糧生産が大きく落ち込んでいる。金委員長は、制裁の解除にこぎつけ、体制を立て直したい。そのために、同氏はトランプ氏の気を引き付け、対話への筋道を確保しようとしている。