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# 消費税

なぜ…?消費増税「駆け込み需要」が今ひとつ盛り上がらないワケ

このままでは最悪の事態も

期待の駆け込み需要は不発?

2019年10月に予定されている消費増税まであと5カ月に迫った。

前回、消費税率が5%から8%に引き上げられた時は、引き上げの2014年4月をはさんで、消費には劇的な変化がみられた。増税前には、少しでも安く購入しようという「駆け込み需要」が盛り上がったのである。自動車や住宅、高級宝飾品などが飛ぶように売れ、業界も好況に沸いた。

一方で、増税後はその反動減で売れ行きが落ち込んだのは言うまでもない。それまで比較的好調だった消費は、増税を機に大幅に減少、その後も今日まで低迷が続いている。

今回、消費増税にあたって安倍晋三内閣は、同じ轍を踏まないということを前面に出して景気対策などを打ち出した。増税後にプレミアム商品券を発行するなど、いわゆる「反動減」対策を準備している。

ところが半年を切ったにもかかわらず、「駆け込み需要」そのものが今ひとつ盛り上がっていないのだ。

 

例えば自動車。日本自動車販売協会連合会が5月7日に発表した4月の新車(登録車)の販売台数は23万0954台と前年同月比2.5%増えた。今年に入ってプラスが続いているとはいえ、駆け込み需要による大幅増を期待していた業界関係者は肩透かしを食った格好になった。

実は前回の増税の半年前に当たる2013年10月の新車販売台数は26万4587台と前年同月比で17.3%も増えていた。その前月の9月も13.3%増である。

今回は9カ月前に当たる2019年1月から2.3%増→2月1.3%増とプラスだったものの、3月には4.7%の減少となっていた。前回とまったくムードが違うのである。

前回は、増税3カ月前に当たる2014年1月は27.5%増→2月15.0%増→3月14.5%増と2ケタの伸びが続いたが、果たして今回は「駆け込み需要」が起きるのかどうか。

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