# カジノ

今後「カジノ」が日本にできたら、治安は本当に悪化するのか?

本場マカオはこんなに安全
尾嶋 誠史 プロフィール

目指すはシンガポール

たとえば、韓国にはカジノがありますが、こちらは規模としてはさほど小さいわけではないのに、ほかのカジノに比べると観光客の数が少なく、閑散とした状態になっています。

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その原因としては、一様にエンターテインメント性が低いからだと僕自身は考えています。

カジノで大金を落とすのは富裕層が大半です。

彼らは単純にギャンブルをやるためだけにカジノに行くわけではありません。リゾートに出かける感覚で、休暇を楽しみたいという気持ちがベースにあるため、家族や恋人、友人と出かけるケースが大半です。

そうなってくると、当然ギャンブルをやらないほかの家族のメンバーをも楽しませるような遊園地やショー、ショッピングビルなどがついていないと、エンターテインメント施設としては成立しません。

その点、マカオやシンガポールのカジノは、家族で訪れたとしても楽しめる複合型エンターテインメント施設と言えるため、誰と遊びに行ってもいつでも楽しむことができるはずです。

現にいま世界で一番賭けのレートが高いカジノとされるシンガポールのマリーナベイ・サンズを見ても、ブラックなイメージよりも、華やかな観光地というイメージを抱く人がほとんどではないでしょうか。

 

でも、それだけ立派な施設を作ると、建設費用に多額のお金がかかるのではないか。建設費ばかりがかかってしまい、もしも赤字になってしまったらどうするのか。

そう考える人もいるかもしれません。

でも、マカオを例にとって考えてみると、いかに立派なカジノを作っても、経営がうまくいけば半年で回収が終わると言われているほど。それほどまでにカジノ文化が盛況です。

それから、カジノは家族で遊びに行くエンターテインメント施設として以外に、「社交場」としての性質も持っていると思います。

ごくごく当たり前のことではありますが、カジノはあくまでギャンブルです。ギャンブルをするためにはお金が必要。そして、VIPルームともなれば、なおさらです。

それゆえ、カジノに集まる人は必然的にお金持ちである可能性が高くなります。結果、カジノには富裕層が集まることになります。

そして、富裕層は自分と同じような境遇にある富裕層と知り合いになるために、カジノを社交場として利用することになります。