フォーエバー21が撤退! 「Xデー」に怯える商業施設関係者たち

外資系チェーンの撤退が止まらない
小島 健輔 プロフィール

すでに縮小・撤退モード

主要外資アパレルチェーン5社の合計売上(当社推計)も15年の2626億円がピークで、17年以降は既存店売上が落ち込んで売上の減少が加速し、18年は2167億円とピークの8掛け強まで萎縮している。販売不振に加えて不採算店の閉店減損も各社の収益を圧迫しており、日本事業の維持が苦しくなっているチェーンが大半だ。

商業施設店舗のみならず都心の路面旗艦店でも退店をチラつかせての家賃減額交渉、あるいは定借契約の非更新通告が広がっており、外資アパレルチェーンの多くはすでに縮小・撤退モードに転じている。

 

本社の方針次第で日本市場撤退あるいは旗艦店とECだけに絞り込むC&C(※)が決断される公算が高く、出店している商業施設など関係者はXデーに怯えているのが実情だ。

※C&C(クリック&コレクト)……顧客にとってはECで店舗在庫を確保してお試ししたりECで注文して店舗で受け取ったり返品したりという利便(当然、送料不要で速い)、販売側にとっては店舗在庫をEC注文に引き当てて店舗で渡したり店から宅配出荷して在庫効率を高め、EC注文品を倉庫から店舗に一括配送して宅配外注費を格段に圧縮する効果が大きい。