顔を洗わないフランス人、顔を洗いすぎる日本人…こんなに違っていた
1日2回の洗顔なんてあり得ないフランス人は水で顔を洗わない
私たち日本人は朝起きたら洗顔。そして夜寝る前にも洗顔と、当たり前のように1日2回顔を洗っています。でもそれは私たちの常識であって、フランスでは事情が異なります。

地方や家族にもよりますが、基本的にフランス人は水で顔を洗うことは少ないといえるでしょう。
フランス滞在中に、ドラッグストアへ化粧水を買いに行ったときのことです。その日は、いつも使っているメーカーのプロモーションが行われていました。
美容部員「お化粧はどのように落としているのですか?」
私「石けん(洗顔料はないので石けんと表現)で洗って、この化粧水をつけて、クリームをつけます」
美容部員「ノン、ノン、ノン。絶対に顔を水で洗ってはいけません。絶対です!」
私「……」
美容部員「お化粧を落とすときはまず、このクレンジングミルクを使います。次にコットンに化粧水をつけてふき取るのです。これだけ。簡単でしょう。絶対に水を使ってはいけません。早く老けてしまいますよ」
私は実際にこんなやり取りを経験したことがあるのです。
そもそもフランス人は日本人のようにファンデーションをつけて、その上にパウダーをはたき、アイシャドーに口紅をしっかりとつけるというフルメイクをすることは基本的にありません。口紅だけ、アイシャドーにマスカラだけなどポイントメイクが中心で、実にシンプルです。
フランスの雑誌やコマーシャルのようなゴージャスなお化粧をして歩いている人は、まず見かけません。薄化粧なので、私たちのように、アイメイク・アップリムーバー、クレンジング、さらに洗顔料を使わなくとも、メイクを落とすことが可能なのです。朝の洗顔は化粧水でふくか、お水をパシャってかけておしまいです。