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仕事、試験、人間関係、恋愛…人の一生は「営業」の連続だ

「営業に向いていない人」などいない
菅沼 勇基 プロフィール

最初から営業向きの人はいない

先にも述べたように、私は人の一生はすべて営業だと考えていますが、一方で、そもそも最初から営業向きの人など誰もいないとも思っています。ですから、たとえば採用面接のときに、いわゆる「営業マンとしての資質」は重視しません。

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営業マンとして必要な資質は、一般的には「トークがうまい」とか、「自己アピールがうまい」というのがあるでしょう。これらがよくできれば、商品アピールもうまくできるだろうと考えられているからです。しかし、私はこのような観点で人を評価することはありません。

実際、私でさえ、自分では「営業に向いていない」と思っているぐらいですが、自分が本当にやりたいことを実現するために避けては通れないからやっただけのことです。

それでも努力して、人並み以上の結果を出すことができました。だからこそ、逆説的ですが「営業に向いていない人などいない」とも断言できるのです。

話を戻すと、私が採用面接で見るポイントは「この人は素直かどうか」だけです。

 

素直であれば、ほかの部分はどうにでもなります。しかし、素直でない人・頑固な人は、正しい仕事のやり方・考え方に導くのが難しく、できたとしてもかなりの時間がかかってしまいます。

素直な人は、言い換えれば、他人から吸収する力があります。すると、成長も早いのです。素直な人は営業ばかりでなく、どんな仕事でも柔軟に受け入れ、いいところを取り入れて吸収し、どんどん成長していきます。

一方、頑固な人は自分の型・やり方に固執してしまう。こだわりが強くて柔軟性がありません。自分だけが正しく、他人からのアドバイスも、曲解して捉えたり、受け入れなかったりします。こういうことが続くと、その人には誰も意見をしなくなりますから、ますます独りよがりな状態に陥っていくのです。