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仕事、試験、人間関係、恋愛…人の一生は「営業」の連続だ

「営業に向いていない人」などいない
菅沼 勇基 プロフィール

営業はこんなに魅力的な仕事

また、営業というと、社外とのやりとりをイメージする人は多いと思います。しかし、「自分をよく知ってもらう」という営業の姿勢は、社外だけでなく、社内に対しても必要です。

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自分という人間を知ってもらうことで、自分のやりたい仕事ができるようになっていきます。どんなときも営業の姿勢を持っていれば、仕事上の人間関係はきっとうまくいくはずです。

「自分をアピールするのは、何だかはしたない気がする。きっと誰かが見てくれているはず」と思いたい気持ちはわかりますが、それで認めてもらえるほど、現実は生易しいものではありません。

重要な仕事は、他人から認められる人に回ってきます。しかし、そのためには、能力か魅力を自らアピールしていくことも必要です。きちんと見てくれている人がいる職場で働けるのは幸せですが、必ずしもそんな会社ばかりでもありません。人に認めてもらうためにも、自分の努力がいるのです。

多くの会社で開発部門出身の社長がまだまだ少ないのは、開発者には「営業は苦手」という意識を持っている人が多いことも原因なのではないでしょうか。

 

開発部門に限りませんが、やってみることもせずに、「営業が苦手」と思っていることで、人をどうすれば動かせるかわからなかったり、人の気持ちがわからなかったりするのは、仕事においてマイナスではないでしょうか。

会社に入って「自分は営業向きではないから開発をやりたい」というのは不遜であって、まずは営業など、上から求められたものできちんと成果を出すことで、少しずつ自分のやりたいことにアプローチできるようになっていくものです。

それに、営業向きでないと思っていた人が、実際に営業職についたら実績を挙げることができて「営業はおもしろいものだ」と気づき、いまや仕事が楽しくてしょうがないということもたくさんあるのです。

そもそも「自分は営業向きだ」と学生のころから考えている人はほとんどいません。

向いていないと思う人か、向き不向きはわからないという人が大半です。それでも世の中でこれだけの人が営業職でやっていて、トップ営業マンと呼ばれる人たちがこれだけ活躍しているわけですから、営業という仕事は、外から見ているよりよほど魅力的な仕事なのです。