で、はじめたのが、「先に行くひとり旅」。

いつも会社勤めの相方に旅の予定を合わせていたけど、そうだよ、先に行こう、と。
以来、この3年ほど、バンコク、NY、台北、パリと、相方との旅に3、4日早くひとりで行くようになった。

先に行っているのであとから来た相方を案内してあげることもできる! NYブルックリンにて 写真提供/山脇りこ

勇敢である必要なし。安全最優先。

ひとりで行くとなると、ぼおおっとはしていられない。

肝に銘じていることはふたつ。

まずは、何しろ安全第一。この年になると貞操の危機ってのはほぼないと思うけど(セントラルパークで73歳の女性がレイプされる事件*2もありましたが。)いろいろ危険はある。もともとビビりだから、治安が悪そうな気配には超敏感なんだけど、ひとり旅ではおのずと治安センサーをマックスに。事前の安全リサーチしっかり、危険回避代、安全確保代はおしまない。

一人でタクシーにはできるだけ乗らない、歩き倒し、現地の人が普通に使っている公共交通機関を使いこなす(街によるけど)。もちろん、夜中に空港に着く、なんてのもさける。民泊はなし。だれでも入ってこられちゃうホテルは避ける、など用心深さ、はんぱない。

NYミートパッキングの上からの写真。ただただ散歩も楽しい 写真提供/山脇りこ

旅慣れた人に「大丈夫だよー」と言われるけど、車の運転も慣れたころが危ないって言うではないか。旅は楽しみたいが、慣れなくってもいいのだ。推理小説好きな私は、マイナスの想像力が猛烈に働くタチなので、海外では靴の中に20ドル入れていたりする……。家族やだいじな人のためにも、ここは心配性カモーン!

もちろん、Wifiは常に持つ。空港で借りていきます。常につながるって、旅を根本から変えたと思う。決して切れないように充電器も忘れない。

トラウマ的に思い出すのが、かつてニューオーリンズで「欲望という名の電車*3」に乗ったときのこと。どんどんどんどん行っちゃって、ここはどこ?なところへ。とっぷり暮れて、引き返すべく逆向きの停留所の柱にむぎゅとつかまって、怖くて泣きたかった。

なーんてことは、今はない。自分がいる場所も、この電車がどこへ行くかも、つながってさえいれば、スマホが教えてくれる(とはいえ、電池切れももしかしたらありうるから紙の地図も持つ!)。おかげでローカルをより知ることができる路線バスにも乗れるようになった。

もう一つは、疲れたら休むこと。私は疲れを自覚できないまぐろ体質(死ぬまで泳ぎつづける)、またの名を貧乏性だけど、カフェかー、もったいないなー、とか思わずに、一服する。予定はフレキシブルに、のんびり。早めに寝るよ~!