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証券ショックの余波! 株価急落が怖い「エアポケ銘柄」をご存じか?

これからどんどん増えていく

株価が延々と下落

2019年3月期の決算発表が本格化している。全体としては製造業の弱さが目立つが、株価の反応を見るかぎりでは「想定内の弱さ」といったところか。一部、オリエンタルランドなどは最高益を更新するなど明るい話題も多いが、この状況下で迷走を続けている業種がある。証券業だ。

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最大手の野村ホールディングスは、のれん減損の影響が大きいにせよ主力事業も軒並み振るわず、1000億円超の通期赤字となった。また、大和証券グループもリテールと投資銀行部門が大幅な減益、中堅や地場証券の収益も軒並み悪化し、減益・減配のオンパレードである。景気敏感の筆頭である証券会社のこの業績には恐怖感を覚えるが、これについては後ほど詳細を述べる。

 

さて、一旦決算からは離れ、日本株市場内の動きに目を移したい。まず、昨今無視できない市場の歪みとしての中小型株の不調から取り上げる。一時に比べれば回復の兆しは見えつつあるものの、いまだに上昇軌道に乗ったとまではいえない。

図:日本株市場の中小型株のパフォーマンス

拡大画像表示出所:Datastream

この中小型株の軟調さの原因には諸説あるが、巨大な海外投資家の指数売りに流動性の低い中小型株が巻き込まれた可能性が高い。現在は世界的に凪のような株高が進行し、海外投資家の売りも止んで中小型株の低迷も一巡したようにも見える。しかし、海外マクロは欧州を中心に不安定さを増し、いつ再び中小型株が巻き込まれるかは不透明だ。

それならば、結局は安定的な「内需大型株」を買うのが定石であるという点は筆者も以前から主張しており、一つの見方としては正しいだろう。しかし、気を付けなければならないのは、一部の銘柄はそれなりの時価総額の規模であっても、延々と下落し続ける可能性がある点だ。それが、今回取り上げる「エアーポケット銘柄」である。そして、この銘柄は今後も構造的に増加の一途を辿っていくと見られる。