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「インスタグラマーになりませんか?」子どもを狙うスカウト詐欺の恐怖

悪用される「憧れの存在」
高橋 暁子 プロフィール

大人も企業も狙われている

狙われているのは一般ユーザーだけではない。企業やインフルエンサー自身が対象となっているケースもある。

米スウェイ・オプス社によると、Instagramで「#sponsoared」「#ad」などのハッシュタグ付きのPR投稿を調べたところ、11万8007件のコメントのうちbotではないフォロワーからのものは2万942件に過ぎなかった。
*参考:How wannabe Instagram influencers use bots to appear popular

インスタグラマー同士がグループを組んで、互いに投稿にコメントし合ったり、botによる見かけのフォロワー増などがされているという。つまり、広告効果は見た目よりずっと少なく、企業側が騙されているということになる。

 

トルコでは、15000人のフォロワーを持つある写真家のアカウントが乗っ取られた。乗っ取りの経緯はこうだ。まず、そのアカウントが本人であることを示す認証バッジ取得を促すメッセージが送りつけられてくる。

本当はユーザーの申請によりInstagramが付与するものなので、このようなメッセージがくることはない。実は、メッセージのアカウント認証ボタンをクリックするとアカウントが乗っ取られてしまうフィッシング詐欺なのだ。こちらも「認証アカウント」に憧れる気持ちを利用した詐欺と言えるだろう。
*参考:SNSの乗っ取り手口を実例で解説:トルコの「Instagram」人気アカウント事例を調査

憧れのYouTuberやインスタグラマーのような生活がしたい、有名になりたい、お金を稼ぎたいという気持ちは多くの人が持っている。しかし、そのような気持ちにつけこんだ詐欺事件が多数起きていることは知っておくべきだろう。