「ある日突然、母親が急性白血病を告げられた」漫画家のリアルな現実

ツイッターで話題の実話マンガ

ある日突然、母親が急性白血病を告げられた――そんな衝撃的な体験とそれからの家族の日常を、シリアスかつコミカルに描いた『連載を打ち切られた実家暮らしアラサー漫画家の親が病で倒れるとこうなる』。

ツイッターで大きな反響を呼び、本日から「コミックDAYS」で連載がスタートしました。本作の連載開始を記念して、作者・キダニエル先生にインタビュー。物語を開始するまでの経緯や漫画化にあたっての心境、漫画に込めた想いなどを語っていただきました。

(第1話はこちらから読めます→https://comic-days.com/episode/10834108156650099976

「楽になりたい」ために始めた“備忘録”

――母親がある日、急性白血病を告げられる……という衝撃的な展開が多くの読者の注目を集めました。こうした体験を漫画にしようと思ったのはなぜでしょう?

キダニエル:当時はとにかく何に対してもやる気が起きず、漫画を読むのも描くのも億劫……という状態だったんです。ただ、今自分の周りで起こっているダウナーな出来事や感情を、ラフでも良いので残しておけば「今後、何かしら役に立つこともあるかもしれない」と思って、描き始めました。

第1話の冒頭。当時のキダニエル先生の心情が描かれている

――そうして描き始めた漫画をツイッターに掲載したことで大きな注目を集めることになったわけですが、なぜツイッターに掲載する方法を選ばれたのでしょうか?

キダニエル:「誰かに聞いてもらえるだけで楽になる」という思いが大きかったからですね。ツイッターに放流すれば、いくらかの人には聞いてもらえますから……自分が楽になりたいがために始めた、という部分がありました。

――漫画ではどのようなことを表現しようと思われたのでしょう?

キダニエル:表現というより、「備忘録」ですね。人間、どんなことでも喉元を過ぎると忘れてしまいます。何事もそんなふうに適度に忘れて、数年後に笑い話にできれば良いとも思うのですが……。ただ今回のことは命に関わることなので、できるだけ記憶にとどめておいた方が良いと思ったんです。

 

――結果、大反響となり「コミックDAYS」での連載が決まりました。

キダニエル:反響をいただけたことについては、三十路を目前にしてぼんやりとした不安を抱えている方が自分だけではないのだな、と確認できた点が良かったです。同時に、自分の頼り甲斐のなさを再確認させられたところもありますが……。連載になったことは素直にありがたく、嬉しいですね。

母親が急性白血病を告げられる病院のシーン

――第1話では、病院で白血病を告げられた直後、キダニエル先生自身も吐き気や手のしびれなどの症状が起きる姿が描かれています。白血病が分かったときの心境は漫画で描かれた通りのものだったのでしょうか?

キダニエル:そうですね、当時の心境は第1話目で描いた通りです。人間、ショックな出来事が起こると、本当に吐き気やめまいが起こるんだ、と驚きました。今までぼんやり生きてきた私にとって初めての感覚でした。

母親が急性白血病を告げられた直後の状態を表現したシーン。手のしびれや吐き気などが起こった