10連休に読み解く 「メガバンク株」は手放すべきか、まだ買いか?

いま銀行株に異変が起きている
大槻 奈那, マネクリ プロフィール

買い手不在

加えて、足元で株価のボラティリティ(変動率)も低下している(図表3)。

市場全体としてもボラティリティは低下しているが、とりわけ、銀行株については、値動きが小さくなっており、特に今年にはいってからは、過去最低圏で推移している。

4月のアノマリー(季節性、特異現象)で、金利は若干上昇したが、これに対する銀行株の反応は限定的だった(図表4)。本格的な金利上昇となれば別だが、物価や米金利動向等から考えるとそれは当面期待しにくそうだ。

このような状態では、”持たざるリスク“を意識する中長期運用の機関投資家にとっても、短期のトレーダーにとっても、メガバンク株は魅力に乏しいと言わざるを得ない

 

決算前後には、期待が低いだけに安心感から若干の上昇もありうる。しかし、当面買い手不在の状況が続きそうだ。メガバンク株よりは、他の好業績・高成長銘柄(例えば、「マーケットが最高益を期待している銘柄は」参照)にシフトしておくのが得策だと考える。

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