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連休明けの日本株、相場格言「夏場の撤退」をどう考えるのが正解か?

10連休後に絶対やってはいけないこと
日本株市場は10連休という長期休場に入ったが、気になるのは連休明けの相場の動き。相場の格言では「Sell in May」とあるが、果たして…? DZHフィナンシャルリサーチで日本株情報部長を務める東野幸利氏が過去のデータを徹底検証したところ、連休明けの「日本株市場の正しい歩き方」が見えてきた――。

「相場の格言」を検証すると…

欧米の株式市場では、「Sell in May and go away. Don’t come back until St Leger day」=「5月に手仕舞いして(相場から)撤退せよ、セント・レジャー・デー(9月の第2土曜日)まで戻ってくるな」という格言は有名です。「夏場の撤退」は本当に有効なのでしょうか。

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これは過去を検証すると納得できます。S&P500の1995年12月を100として、1996年から毎年、10月から5月までS&P500で運用し、6月から9月までは市場から撤退するという投資方法を採用したとします。

今年4月(4月22日まで)までの約23年間でその投資方法を続けた場合、累積リターンで505%、年率で8.02%となり、実際のS&P500で通年運用した場合の累積リターン372%、年率6.88%を大きく上回るパフォーマンスとなります。

 

一方、逆に、6月から9月までS&P500で運用し、10月から5月までは市場から撤退するという投資方法を採用した場合、この23年間は全く利益を得られず、累積リターンは-22%、年率-1.06%とマイナスになってしまいました。