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相続税の税務調査で必ずつかれる「名義預金」に要注意!対策はある?

税務調査はある日突然やってくる

相続税の税務調査は厳しい

納税者が正しく税務申告しているかを確認するため、税務署が行う「税務調査」
調査対象は所得税や法人税がメインというイメージが強いかもしれませんが、相続税も無縁ではありません。

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無縁どころか、相続税の税務調査は、ひとたび調査に入られれば約8割が申告漏れを指摘されるというシビアなものなのです。しかも1件あたりの平均追徴課税額の面でも他の科目の群を抜いており、平均約489万円にも上ります。

正しく申告していれば調査に入られることはありませんので、必要以上に怖がる必要はありませんが、万が一に備えて対策を講じておくのが望ましいでしょう。

今回は、突然の税務調査で申告漏れを指摘されたAさんのケースを紹介するとともに、どのような点で申告漏れが生じやすいのか?対策は?などのポイントを解説していきたいと思います。

 

税務調査はある日突然やってくる!

関東圏にお住いのAさん。自宅やマンション、さらには土地を複数所有する裕福な方です。それらの土地は、亡くなったお父様からAさんが相続したものでした。お父様は亡くなる前日まで元気に過ごされていたのですが、翌朝、布団の中で眠るように亡くなっていたそうです。

突然他界されたため、お父様は十分な生前対策を行えていませんでした。このことが後の税務調査での大きなネックとなってきます。

Aさんは地元の税理士に相談しながら相続税申告書を作成し、無事提出しました。しかし、ホッと胸をなでおろしたのも束の間。その翌年の夏頃、Aさんのもとに、税務署から「今秋、税務調査に入らせてもらう」という電話がかかってきたのです。