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鴻海会長の台湾総統選参戦に習近平がほほ笑む理由

「クリミア方式」での統一もあり得る

台湾大噴火の前兆

最近、東アジアで、2つの噴火が懸念されている。

一つは、日本の富士山である。過去に、延暦の大噴火(西暦800年~802年)、貞観の大噴火(864年~866年)、宝永の大噴火(1707年)などを起こしているが、このところ再び蠢動を始めている。これは、日本政府が「30年以内に70%~80%の確立で発生する」と警鐘を鳴らしている南海トラフ地震と関連した動きと思われる。

もう一つは、中朝国境に聳える長白山(白頭山 標高2749m)である。946年の大噴火の時は、朝鮮半島全域に約1mもの火山灰が降り積もったと記録されるが、いままた噴火の兆候が出ていると、中国や韓国の専門家たちが警告している。

だが、もう1ヵ所、これから大噴火が懸念される場所が、日本の近くに出てきた。それは台湾である。えっ、新高山(玉山 標高3952m)は火山ではないのでは? という疑問が聞かれそうだ。それはその通りだが、私が警告したいのは、「政治的な大噴火」である。

先週4月17日、世界最大のEMS(電子機器受託製造サービス)企業、ホンハイ(鴻海精密工業 フォックスコン)の郭台銘会長(テリー・ゴウ 68歳)が、来年1月の台湾総統選挙に出馬すると表明した。これこそ「台湾大噴火の前兆」に他ならない。

私は、昨年11月24日に行われた台湾の統一地方選挙で、与党・民進党が大敗した時点で、郭台銘会長の2020年台湾総統選出馬を確信した。そこで昨年12月5日、最近数々のスクープ記事を掲載しているインターネット・ニュースメディア『ソクラ』で、土屋直也編集長のインタビューに答えて、「2019年のアジアの政治変動で、注目すべきは郭台銘会長の台湾総統選挙出馬である」とはっきり述べた。

当時の読者(視聴者)の反応は、「まさかそんなことが……」というものだったが、私には確信があった。その理由については後述したい。

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