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Airbnb(エアビー)が「建築家と手を組む」のにはワケがある

新しい家のかたちをデザインする
自宅を貸し出す民泊をやってみたいという人は少なくないが、気になるのはプライベートやセキュリティ。家の見られたくない部分まで見られてしまわないかと躊躇するケースは多い。じつはそうした不安を解消する最新の取り組みを始めているのが民泊最大手のAirbnb(エアビー)だ。建築家や不動産会社などと手を組んで住宅の「概念」そのものを変えようとするその画期的な取り組みについて、今回、Airbnb Japanで執行役員を務める長田英知氏がその「狙い」を明かした。
 

伊東豊雄氏、永山祐子氏ら著名建築家がデザイン

Airbnb(エアビー)で自分が住んでいるおうちをシェアしようと思ったとき、多くの人が気になるのはプライバシーとセキュリティではないだろうか。

まったく見知らぬ他人をゲストとして家に迎え入れる時、家の中の様々な場所を見られたくないということで家の貸し出しを躊躇する方や、家を貸し出すためには貴重品やプライベートなものをしまうことができるセキュリティが確保された場所が必要だと感じる方も多くいらっしゃるのではないだろうか。

これらの要望に応えるためには、既存の住宅設計や間取りでは対応ができないことも多く、住宅のあり方そのものを考えていくことが必要となってくる。そこで今回はAirbnbが自社、そして様々なパートナーと協働して行なっている住宅の未来をデザインする試みについてご紹介したい。

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先般、雑誌「Pen+」で一冊まるごとAirbnbを特集いただいた中の記事で、伊東豊雄氏、永山祐子氏など6組の建築家に「Airbnbの新たな形を探る」というテーマでAirbnbに貸し出す住宅のデザインをして頂いた。どの建築家の提案もとてもユニークで素晴らしかったのだが、複数の建築家の提案で共通していた要素の一つが、外部の方にどこまで家を開放して利用可能とするかというアクセス権の考慮であった。

プライバシーとコミュニケーションのバランスをどのように取るかというアクセス権に関する問題意識は、Airbnbが放送作家の小山薫堂氏率いるオレンジ・アンド・パートナーズと組んで行なったホームシェア対応型住宅の設計においても共通している。