「最安で100円で航空券が買える」LCCの完璧な活用方法

一長一短と言われるけれど

ベトナム往復フライトが200円!?

100円で航空券が買える——夢のようだが、現実の話である。それも外国行きの国際線のチケットの値段である。最早、「安い」という次元を通り越しているが、いまやそれほど珍しいことではない。

具体的な事例を挙げると、成田発、ハノイ行きの航空券が100円だった。つい先日のことだ。「ベトジェットエア」というベトナムのLCCが、新規就航路線の誕生を記念して「100円!」を打ち出したセールを行っていた。

「どうせ100円のチケットなんてわずかで、実際には買えないんでしょう?」あまりにも安すぎると、単なる客寄せではないかと邪推してしまう。ところが、検索してみると、ちゃんと100円で空席のある日程が出てきた。しかもセール開始直後ではなく、半日以上も経過してから検索したのにだ。

格安チケットは平日限定ということもよくあるが、週末にかかる日程でも空きがちらほら見つかった。日付を変えながら検索を繰り返し、行きも帰りも100円で取れる日程の中から、現実的に旅行可能なものを絞り込んだ。

すると、見事に理想的な「週末海外」のスケジュールが組めることがわかった。詳しくは追って見ていくが、まずは予約画面のスクリーンショットを証拠代わりに掲載しておこう。

予約画面

海外旅行が近年、ますます手軽なものになってきた。その立役者ともいえる存在がLCCだ。以前はこの手の記事では「Low Cost Career」の略である、などという補足を必ず入れていたが、いい加減不要かもしれない。

日本では「格安航空会社」と訳されることが多い。日本に本格就航したのが2012年3月。あれから7年が経ち、LCCはいまやすっかり市民権を得た。

今回はLCCの活用法について考えつつ、その現状をおさらいしてみたい

 

LCCのセールを狙え!

最初に結論から書くと、LCCを使いこなすうえで最も重要なのは、セールを逃さないことだ。

LCCでは競うようにして各社がセールを実施している。エアラインにもよるが、ほとんど毎月のように開催しているところもある。あまりにも頻繁にセールが行われているため、通常時に買うのが馬鹿らしくなってくるほどだ。

格安を謳うLCCだけに、普段から安いものの、セールになるとさらにお得度が際立ってくる。それこそ、100円などという常識外れの航空券も飛び出す。

ここで、冒頭で紹介したベトナム行きの100円チケットについて詳しくて見ていこう。2019年5月25日(土)に出発し、28日(火)に帰ってくるというもの。とくに注目すべきは、そのフライトスケジュールだ。

往路は9時半発で、13時5分にハノイに着く。初日のお昼過ぎからもう現地で過ごせるのは効率がいい。復路も火曜とはいえ0時30分発と実質的には月曜の夜遅くである。翌朝8時には日本へ着くので、そのまま空港から職場へ直行するなら、休むのは月曜だけで済む(体力的にはつらいが……)。

2泊4日が週末海外旅行の王道

現地滞在時間を可能な限り最大化できる、理想的なスケジュールだ。金曜か月曜のどちらか1日だけ休み、夜行便で移動時間を睡眠時間にあてる。結果、計2泊4日で東南アジア旅行というのは、週末海外の王道パターンである。

なお、運賃は片道100円だが、往復で総額200円なのかというと、残念ながらそうはならない。空港税や燃油サーチャージが上乗せされるからだ。素の運賃が安いため、それら諸費用の金額が割高に感じられるが、これは必要経費と割り切るほかない。

今回の例では、総額が16,680円だった。ベトナム往復の航空券としては、これでも十分に破格な金額といっていいだろう。