2019.05.06
# 不動産

日本屈指のリゾート施設・シーガイアが「100億円改修」の凄い現場

宮崎で名産・宮崎牛を食べつくす
山下 知志 プロフィール

お肉三昧の後は、ゆっくり温泉へ

ようやく食事(宮崎牛の時雨煮とちりめん山椒ご飯)が出てきて、これで締めの頂上と思いきや裏締めに「黒カレー」が出てきた。

真っ黒なカレーの正体は黒ゴマ。スパイシーな辛さは食べた後にやってくる。それが甘みを引き立て、柔らかく煮込まれた宮崎牛の肉の旨みも堪能できる。別腹でもあるのか、すんなり口の中に入っていく。

自慢の黒カレー

そして、フルーツ(宮崎の完熟きんかん、いちご、スイートスプリング、日向夏)、水菓子(「うしのみや」フレンチトースト)をいただき、肉旅は終わりを迎えた。最後に宮崎の煎茶を三煎目までしっかり楽しんだ。

もうお腹いっぱいである。帰り際に川原シェフから封筒を渡された。開けてみると、小山薫堂氏の口上とお品書きが書いてあった。

お品書きにない裏メニューも食べている。数えてみると食べた品数はなんと19品。およそ2時間の肉旅のお値段は、これで1人1万3000円(ドリンク代は別)。東京に暮らす身だが、この値段はちょっと東京では考えられない。この肉旅は、まさに破格といっていい。

シーガイアで食べる楽しみに、やはり宮崎牛を無視することはできない。宮崎牛はもちろん「Beef Atelier うしのみや」以外でも食べられる。お勧めはシェラトン1階にある「ふかみ」という鉄板焼きの店だ。

 

シーガイアにあるフェニックスカントリークラブでは、毎年11月に「ダンロップフェニックストーナメント」が開催される。1973年の第1回大会から、実績のある海外選手を招くビッグトーナメントだ。海外選手の歴代優勝者にはトム・ワトソン、タイガー・ウッズ、ルーク・ドナルド、ブルックス・ケプカら豪華な名前が並ぶ。そんな彼らを魅了してやまないのが宮崎牛だ。

「ふかみ」はカウンター越しの目の前でシェフが調理するスタイルの店。そのカウンターの一角にゴールドに輝くプレートがふたつ埋め込まれている。タイガー・ウッズとブルックス・ケプカのプレートだ。トーナメント期間中、彼らはいつもこの席に座って宮崎牛に舌鼓を打っていた。プレートはその記念だ。

2018年に3連覇をかけて来日したケプカは、700gのシャトーブリアンを毎日平らげたそうだ。巨漢のケプカらしいエピソードである。

シーガイアは、「日本でいちばん美味しいリゾート」を目指していて、食の宝庫・宮崎の食材をふんだんに使った食体験が存分に楽しめる。以下にシェラトンの主なレストランをあげる。

東京・銀座のイタリア料理店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」のオーナーシェフ、落合務氏監修の「リストランテ・アルコ」は42階にあって、王道イタリアンと絶景を楽しむことができる。東京・芝大門にある「くろぎ」は、端正な味の日本料理を提供することで人気だ。若手料理人の黒木純氏は宮崎市生まれで「実家 くろぎ」をこのホテルに出店している。九州の美味しい米を美味しく食べることにこだわった和食料理店「米九」やガーデンビュッフェ「パインテラス」などもある。

このあと、夜景が美しいガーデンエリアを見渡せるガラス張りの「KUROBAR」でお勧めのフルーツのジントニックをいただく。

その後、緑豊かな黒松林のなかにある温泉施設「松泉宮」に向かった。この温泉は、地下1000m、1千万年前の地層から湧き出している。太古の海の化石成分が溶け出したミネラルが豊富で、熱くもなくぬるくもない程よい温度に疲れが一気に癒された。

こうしてシーガイア初日の夜は「食」に満たされたまま更けていった。

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