「暗証番号」の最新事情、絶対にこれだけはやってはいけません!

いちばんNGは名前の語呂合わせ…
週刊現代 プロフィール

有効な語呂合わせ

もっとも危険なのは、自分や家族の個人情報と関連した数字を暗証番号にして使い回すことだ。複数のカードと免許証やスマホが入った鞄を盗まれた場合に財産を根こそぎ奪われてしまう。

そういった犯罪集団は、あらゆる手段で私たちの個人情報を手にする。インターネット上の法律問題に詳しい弁護士の唐澤貴洋氏はこう言う。

「ネットショッピングやアンケートに答えるときに登録するメールアドレスが売り買いされることもあります。また、企業が持つ顧客情報が、不正アクセスによって流出するケースも考えられます」

自分の個人情報だけではない。妻や子どもの情報も登録する家族カードの発行や、家族割の契約などをしたことがあれば、我が身はおろか家族にまつわる数字だって知られている可能性があるのだ。

 

じゃあ、どう決めればいいのか。安全で、使い分けをしても忘れることのない暗証番号は何なのか。安全生活アドバイザーの佐伯幸子氏はこう語る。

「他人には絶対わからないが、自分や家族だったら忘れない、ということが重要です。趣味とかペットとか、好きなものにまつわる数字がオススメです。

たとえば、坂本龍馬が好きなら龍馬の誕生日の『1115』。猫が好きなら『2511(にゃんこいい)』とか、いくらでも増やすことはできます」

このように、暗証番号を設定するときに自分の趣味や好きなものに紐づけるのは有効な手段だ。

たとえば、50年来の阪神ファンだという手塚耕平さん(56歳・仮名)は、暗証番号に野球選手の背番号を使っているという。

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「銀行口座が2つあるのですが、助っ人外国人・バースの背番号(44)と、掛布の背番号(31)を組み合わせた数字を使い分けています。『4431』とか、『3144』ですね。

家族だけにはわかるように、『俺はバースと掛布にしているから』と合い言葉にして暗証番号を共有しています。これなら1回は間違えても2回目は間違えません。

野球好きには背番号を使う人は多いですよ。まず、お気に入りの野手と投手を決めて、カード類は『野手→投手』の背番号、それ以外は『投手→野手』の背番号を使っている人もいます。

ヤクルトファンだったら背番号以外も使えて便利ですよ。まず、『8960(=ヤクルト)』が使えますし、マスコットキャラクターも『2896(=つば九郎)』は語呂合わせができますからね」