「IQが高い人たち」が生きづらさを感じた瞬間…本人らが明かした

「人と話が合わなくて…」
週刊現代 プロフィール

大学への進学を希望していた太田くんだが、両親の教育方針によって断念せざるを得なかった。

太田くんの母親は、冒頭の番組内でこう語っている。

「男の子なら、手に職をつけてほしい。そもそも、『遊び』が子どもの仕事だと思っています。無理に勉強はせず、のびのび育ってほしい」

受験の能力とは無関係

太田くんの両親には、彼のIQにふさわしい教育を施してエリートを育てようという気はさらさらなかった。こうして彼は、大学進学をあきらめ、プログラミングの専門学校へ進むこととなる。

持ち前の頭脳を活かし、あっという間にプログラミングをマスターしたものの、それくらいなら独学で十分だった。学校へ行く意味を見出せなくなり、わずか1年で中退してしまう。

その後、大手IT企業へ就職。ここから、スティーブ・ジョブズやビル・ゲイツのようにIQ188の知能を発揮するかと思いきや、最終学歴が高卒だという理由でコールセンター(お客様相談室)に回されてしまう。

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「どうにかして、自分の能力を花開かせたい」

切なる思いで、学歴社会の日本を離れてアメリカへと渡った。もともと英語はまったく話せなかったが、渡米して3ヵ月で完璧にマスターした。

満を持して、アメリカの企業に入るべく面接に向かうのだが、そこでも学歴の壁が立ちふさがっていた。いくら才能があっても、高卒では雇えないと宣告された太田くんは、志半ばにして帰国したという。

 

そもそもIQとは何か。情報処理速度や言語処理能力などさまざまな知的能力を総合的に測る数値で、世界には複数のIQテストが存在している。

メンサのIQテストは、数あるテストの中でも歴史があり、信頼性も高い。太田くんは、メンサが用意したIQテストで、日本史上最高の成績を叩き出したわけだ。海外ではIQを測る人は多く、たとえば女優のジョディ・フォスターはIQ132らしい。

IQが高く「天才」と呼ばれる人も、当然、苦労や生きづらさを抱えている。当事者たちの話を聞こう。