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「IQが高い人たち」が生きづらさを感じた瞬間…本人らが明かした

「人と話が合わなくて…」

天才だって、我々の想像が及ばないところで悩んでいる。

幼稚園で黄金比を発見

「ゲーテさんのIQは、だいたい190~200。アインシュタインさんのIQは170~180くらい。モーツァルトさんは……、世界観からしてIQ150あたり」

これは、3月11日に放送された番組『1番だけが知っている』(TBS系)での一幕。歴史上の偉人に「さん」付けをして、真剣な顔つきでIQ(知能指数)を推測しているのは、埼玉県出身で現在は都内に住む太田三砂貴くん(24歳)だ。

一見すると、いまどきの若者にしか見えない彼は、「最高の頭脳」を持つ天才として番組に大きく取り上げられた。IQは、なんと188。日本人としては史上最高の数値である。

冒頭の発言は、「作品を見ただけで、その人のIQがわかる」という常人離れした能力を披露したものだが、他にも天才らしいエピソードは数えきれないほどある。

幼稚園児のとき、ひらがなのブロックや幾何学模様のメダルに夢中だった太田くん。

じっくり観察するなかで「世の中の美しい形には、ある一定の比率がある」と発見、自然と「黄金比」の存在に気づいたという。

それから小学生になり、算数の授業で時間の計算を習うことがあったのだが、どうしても「時間」そのものの概念が理解できなかった。教えられるたびに混乱した。

ところが、たまたま訪れたプラネタリウムで流れた相対性理論の解説を聞いて初めて「時間」の概念を理解、感動して身震いまで起こったという。

彼の天才ぶりは学問だけにとどまらない。先生について習ったこともないピアノやバイオリンを見事に弾きこなす上に、交響曲まで作曲してしまうのだ。

その上、専門家が見ても舌を巻くほどの絵が描けるという感性の持ち主なのだから、芸術的才能という面でも人並み外れている。

 

そもそも彼が知られるようになったきっかけは、16歳のときに、「メンサ」の入会試験で高得点を叩き出したこと。

メンサとは、「人口上位2%(約50人に1人)のIQ」を持った人が交流する目的で'46年に設立された非営利団体だ。本部はイギリスに置かれていて、日本には約3500人の会員がいる。

太田くんは、その後にメンサよりも入会審査が厳しいことで知られている「OLYMPIQ Society」にも入会している。

こちらも同じように高いIQを持つ人たちが交流を深めるための団体だ。メンサが最低でもIQ130が必要なのに対して、OLYMPIQ Societyは、IQ175も求められる極めて特殊な組織だ。

当時、「日本史上最高のIQ188」を持つ高校生としてメンサ内で注目を浴びた太田君は、世界の未来を担う逸材として将来を嘱望されていた。たしかに、紹介したエピソードを見ると、いくらでも有望な未来の選択肢があるように思える。

だが、その後彼が歩んだ道は、それほど輝かしいものでも平坦なものでもなかった。

何があったのか。