撮影:浜村達也

たった5日でベストスコア更新!最強の「ゴルフ上達法」登場

飛距離が伸びる「科学的3要素」とは?

「日本のスイング理論は“ガラパゴス化”している!」

日本人ゴルファーの99%は間違ったスイングをしている!

こう断言する刺激的なゴルフ理論書がついに今日、発売される。発売前から予約が殺到し、大増刷した話題の書だ。

著者の板橋繁さんは、今年のマスターズでも活躍したオーストラリア出身のトッププロ・ジェイソン・デイが卒業したゴルフアカデミー「ヒルズ学園」ゴルフ部の元監督で、現在はゴールドワンゴルフスクールを主宰しているプロコーチだ。

ゴルフ歴20年、スイング理論は大好きだが実践が伴わない編集部随一のゴルフ好きOが、板橋さんにゴルフ問答を挑む大好評の短期集中連載。最終回となる第3回は、「飛距離を出すスイングの3要素」を中心に、世界標準のスイング理論を解き明かしていく。

マスターズ参加選手は「世界標準のスイング」だらけ

──先日まで開催されていたマスターズトーナメントの中継を見ていて実感したのは、リストターンさせている海外のトッププレーヤーはほとんどいないという事実でした。それでいて、彼らはみな、すごい飛距離を出してくる。板橋さんが考える〈飛ばせるスイングの要素〉とはどのようなものでしょう。

板橋「ボールを飛ばすために利用したいと考えているのは、次の3点です。

  1. 身体の回転
  2. クラブの遠心力
  3. スイングによって生み出される〈クラブのねじれの力〉

身体の回転でボールを飛ばす動きは、陸上競技のハンマー投げをイメージすると、わかりやすいでしょう。ハンマー投げの競技者は、自分の身体をできるだけ早く回転させることで、ハンマーを遠くへ放り投げます。このとき、競技者はターゲット方向に対してはいっさい力を加えていないことに注意してください。身体を回転させることでハンマーに生まれる遠心力がハンマーを遠くに飛ばしているのです」

【写真】ハンマー投げ
  ハンマー投げの競技者はターゲット方向に対してはいっさい力を加えていないことに注意したい

──前回ご説明していただいいた〈リストを返さないスイング=ノーリストターンスイング〉につながるイメージですね。体幹を軸に回転する以外には、手首を返すような余計な力は加えない。

板橋「そのとおりです。ハンマー投げの選手は、身体を回転させることで第2の要素である〈遠心力〉を生み出し、その力が最大限になった瞬間にパッと手を離して、ハンマーを飛ばしています。私が考えている理想のゴルフスイングも、これと同じです。身体を回転させ、クラブを“まーるく振る”ことで、ボールを飛ばそうと考えているのです。

重要になるポイントは、ボールを強くヒットしようとしない、ヘッドを走らせようという意識を捨て去ることです」

──つまり、ボールは、ヘッドがまーるく動く軌道上の通過点にあるだけのイメージだ、と。

板橋「そうなんです。回転する競技者の手を離れて飛んでいくハンマー同様、クラブフェースにかっさらわれたボールは、目標に向かってまっすぐ飛んでいく。ただし、身体を何度も回転させることができるハンマー投げとは違って、ゴルフは1回転にも満たないわずかなスピンのなかで、ボールを飛ばすためのエネルギーを生み出さなくてはいけません。その制約の中で、どうしたらクラブのエネルギーを最大限に、かつ効率よくボールに伝えることができるか──それを追求したのが、世界標準のスイングなのです」