月15万円使っても100歳まで安心な「資産の取り崩し方」

死ぬまでリスクを取り続けよう
太田 創 プロフィール

死ぬまでリスクを取り続ける

男性を例にして考えると、健康寿命は72歳ですから、35歳から積立投資を始めた場合、積立期間は37年です。年平均5%で37年間、毎月3万円ずつ積み立てた場合、3858万円という、かなり高額な資産を築くことができます。

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3858万円もあれば、毎月15万円ずつ取り崩しても、21年4カ月持つわけですから、72歳から取り崩したとして、その資金が底を尽くのが93歳です。男性であれば、平均寿命をすでに大きく超えています。運用利回りが1%でしたら、約9年ほどで底を尽く計算になります。

さて、第二の出口戦略は、積立投資が終わった時点で、運用リスクを下げるかどうかですが、基本的には下げる必要はないと考えます。

このように言うと語弊があるかも知れませんが、年平均5%で運用できていれば、月々の積立額なんて3万円弱程度です。すでに30年以上の積立金額は3000万円以上になっていますし、ここまで長年にわたって投資口数を増やしてきましたので、株価暴落等によるリスク耐性は十分にあります。

 

積立を終了した後でも、今まで通り淡々と運用しながら使っていくことがベストな方法ではないでしょうか。

もし、積み立てた額が3000万円に達した時、これが半分になったらどうしようなどと余計な不安が持ち上がり、3000万円のうち1500万円を「ローリスク・ローリターン」である債券に振り分けたくなる気持ちになるのも、分からないことではないのですが、それは非常にもったいない話です。

それをやってしまったら、恐らく再びリスクを取りに行くことはできなくなるでしょう。それによって取り損なうリターンも出てくると思います。

「毎月3万円の投資は大した金額ではない」と考えて、常にリスクを取り続ける姿勢が、資産をより大きくし、かつ長持ちさせるポイントになるのです。

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