月15万円使っても100歳まで安心な「資産の取り崩し方」

死ぬまでリスクを取り続けよう
太田 創 プロフィール

運用しながら取り崩すこと

果たして積み立てた3000万円はどの程度持つでしょうか。簡単な割り算です。

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月15万円だから、年間で180万円を取り崩す形になります。3000万円を180万円で割ると、「16.66……」という数字が出てきます。つまり16年と7カ月くらいは持つということですが、65歳からの16年後は81歳。「100年人生」などと言われる昨今、81歳で手持ちの資産が尽きるのは、いささか不安でしょう。

だからこそ、少しでも長く3000万円を先まで取り崩し続けられるように、運用しながら取り崩すことがポイントになるのです。

仮に、3000万円の原資から毎月15万円ずつ引き出しながら、残額を年平均5%で運用し続けたとしたら、いつまで持つでしょうか。答えは34年7カ月です。ということは、65歳からの34年7カ月ですから、99歳と7カ月くらいまでは、3000万円が底を尽かずに済みます。

 

もちろん、100歳以上生きてしまったら、新しい金策を考えなければなりませんが、100歳直前までのお金があれば、そうそう老後を心配する必要はないでしょう。ちなみに日本人の平均寿命は、男性が81.09歳、女性が87.26歳と言われています。

いつまで積立投資を続けるのかについて、もうひとつのゴールは、「健康寿命まで」というものです。

健康寿命は、男性が72.14歳、女性が74.79歳です。つまり男性なら72歳まで働いて、健康寿命に達したら、運用しながら毎月15万円ずつ取り崩していきますが、この方法ならば、運用するにしても、年平均5%のリターンを目指す場合に比べて、幾分かリスクを抑えた運用でも、お金は十分に持ちます。

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