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# ビジネススキル

なぜ新入社員は「ノルマの120%」を目標に設定すべきなのか?

4年続ければ「2倍」成長できる
伸びる新入社員、伸びない新入社員はどこが違うのか? 悩める社会人1年生に熱く語りかけるのは、創業わずか6年で50億円を超える売上を誇る「横濱コーポレーション」の代表で、著書『社会人1年目の教科書』もある菅沼勇基氏だ。人より成長したければ「ノルマの120%」を目標にせよ、とアドバイスする菅沼氏。一体なぜ、120%なのか? 誰もが納得のその理由を、みずから語った。

与えられたノルマを目標にするな

仕事を始めた当初は、右も左もわかりませんし、やることのほとんどすべてが初めてのものですから、とてもしんどいもののように見えます。仕事に時間もかかりますし、「自分はできない人間なのではないか」という考えが頭に浮かぶこともあるでしょう。

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しかし人生は、わからないこと、慣れていないことをやることの連続です。

学校の勉強では、単元が変わるごとに新しいことを学びますよね。そういうときに、いちいち「慣れていないから」「うまくできないから」といって悲観してはいられません。仕事もこれと同じです。

では、こうした仕事における目標は、具体的にどう捉えればいいのでしょうか。

会社から与えられ、自分で思い込んでいる限界が100だとしたら、自分で持つ目標は、その120%に設定することです。

入社当初の限界を100とすると、1年間で120%成長できれば、1年目の終わりにはその人の限界は120まで伸びます。2年目の終わりには120×1.2で144になり、3年目の終わりには144×1.2で約173になります。そして、4年目の終わりには約208です。120%成長を4年間続ければ、2倍に成長できるのです。

 

ノルマ=最低限の結果を目標にしてしまうと、目標の手前でプレッシャーがかかってきます。たとえば、月間の営業ノルマが1000万円だとすると、800万円ぐらいから「達成できるだろうか……」とプレッシャーがかかってきます。

しかし、目標を1200万円に設定していれば、プレッシャーがかかってくるのは1000万円前後からです。その時点でノルマの1000万円は楽にクリアしてしまっているわけです。1000万円を目標にしていたら、楽にクリアすることはできません。

会社から課されるノルマは、「あなたの給料分の働きは最低限これぐらいですよ」というものです。たとえば、多くの会社の営業部では「営業部員にこれだけ稼いでもらわなければ、給料分が見合わない」という数字をノルマに設定しています。だから、これが達成できなければ、その営業部員は赤字社員ということになります。

ですから、与えられた目標を100%達成しても「よくやった」とはなりません。

それは単に「ノルマが達成できたね」というだけで、たいして評価は上がりません。ノルマ以上の成果を出して初めて評価されます。そして人よりちょっとすごいと思われるのは、ノルマの120%ぐらいからだということです。