家庭内トラブルの8割を引き起こすのは

以上が6つのポイントであるが、夫の諸君は「なぜ妻を優遇することばかり書かれているんだ!」という理不尽さに憤っているだろう。それだ。その態度がすでに地雷なのだ。男は気づいていない。家庭内トラブルの8割はほぼ男が引き起こしていることに……。

こういうことを言うと「なんで男子ばっかりが文句言われるんだよ!」とキレる人がいる。

もちろんぼくも男子なので、わかる部分はある。が、ちょっと考えてみてほしい。そもそもこの社会は男子のほうが有利に生きやすいように作られていて、男子はそれに無自覚だ。その感覚を家庭に持ち込んで許されていたのは昭和までである。令和からは死刑になる。

……まあそれは冗談として、構造的に不利な側にばかり責任を押し付けるのはおかしい。

貧困家庭にお金持ちが紛れ込んで、「え? 別にぼくは恵まれてないですよ」とか言って毎日ひとりでステーキ食ってたらムカつくじゃないですか? 同じです。お互いのことを理解しよう。

ただ、我々男子がそうしたことに無自覚な理由もまた構造的なものなので、女性がこれを理解させるのは難しい。そして、男性はこれになかなか気づかない……永遠に平行線のまま殺し合う……というループに入りがちである(先日の東大スピーチをめぐるネットの論争も似たようなことに……)。

これはフェミニズムがどうという話ではない。過去にあらゆるトラブルを起こし続けたぼくの実感だ(このトラブルのいろいろについてはそのうち連載で触れていこうと思う)。

話が脱線したが、最初にも言ったとおり、休暇とは、いかに地雷を踏まないで戦場を歩くかというゲームである。

楽しい長期休暇はあなたとパートナーの協力にかかっている。成功を祈る。
あ、「家族の楽しい休みを苦行みたいに言うなんてひどい!」という方々にとっては、この記事は必要ないので今すぐ忘れて良い。

ちなみにウチは普段からわりと役割が分担されている合理的な家庭だが、見えない地雷の存在を予測し、なるべくぼくが子供をどこかに連れて行く予定である。
それでも、ぼくの体内に埋め込まれた地雷が爆発する可能性があるので、朝は毎日座禅を組んで瞑想している。

この写真はめろんさんではありませんが、こんなイメージです Photo by iStock

*歌舞伎町カリスマ育児ロード『キッズファイヤー・ドットコム』が川口幸範さんによって漫画化され、ヤングマガジンにて連載中。是非小説と漫画とを読み比べてみてください。どちらもめろんワールド炸裂です。