これまで、【葉物の作り置きおかずを長持ちさせる方法】、【だし巻き卵をうまく焼くコツ】と、毎日のお弁当作りに役立つテクニックをお届けしてきた連載「おべんたふるらいふ」。今回は、簡単そうで意外と難しい「半熟ゆで卵の作り方」について教えていただきました。

おべんたふるらいふ」第1・2回はコチラ

シンプルな基本料理こそ
意外と難しく、奥深い

第3回のテーマは【ゆで卵】です。

(えっ!? そんな簡単なものを!?)と思われますか?

ゆで卵はなかなかに奥深い、というか、レシピ本には詳しく作り方が載っていないのに、じつは作るのが難しい料理なんですよね。

私もどれくらい失敗してきたか……と考えると、表面をボコボコにしてしまった卵の数を思い出し青ざめます。お恥ずかしい!

ゆで卵の作り方を友人や知人に訊ねると、「じつは私、うまく殻がむけなくて……」という話が意外にも多く出てくるものです。

今日はまず、【きれいに殻がむける半熟ゆで卵の作り方】から始め、次にお弁当に最適な味玉のレシピを数点、そして、その味玉をさらに朝食や夕食へのアレンジへと繋げていきます。

さあ皆さん、卵パックのご用意をお願いいたします。

今日からは【つるんとむき卵な毎日】になりますよ!

きれいに殻がむける
半熟ゆで卵の作り方

<材料>
卵(Mサイズ)……6個

<作り方>
【1】大きな鍋に湯を沸かす。

【2】キッチンタイマーを7分40秒にセットし、冷蔵庫から出したばかりの卵6個をおたまを使いながら【1】にそっと入れていく(乱暴に入れるとひびが入り白身が出てしまうので注意)。全部入れ終わったらキッチンタイマーをスタートさせる。

冷蔵庫から出したての卵を使う理由は、できあがりの黄身の固さを均一にするため。季節によって変動する室温からゆでるとバラつきが出ます

【3】ゆで始めの1分間は、鍋の中に菜箸を入れてかき混ぜ、卵を回転させて黄身が中央にくるようにする。

【4】7分40秒ゆでたら鍋ごとシンクに移し、湯を捨てて冷水を一気に注ぐ。

【5】卵の底部分に平らな面で素早くひびを入れて水が入るようにして鍋に戻し、さらに冷水で冷やす(冷やしすぎでは? と心配になるくらい【しっかり】と【一気に】冷やします。暑い時期は氷を入れてもOK)。

ゆで卵の作り方のいちばんのコツはここ。ゆでたての卵にひびを入れて一気に冷やすことで、殻の中に冷水が入り、縮んだ白身と殻との間にわずかな隙間ができます。【ひびの量が少ない】【ひびを入れてから冷やすタイミングが遅すぎる】【冷やす時間が足りない】と殻がきれいにむけないので注意してください

【6】【5】の卵がしっかりと冷えたら、殻と白身の間に流水を入れるようにして、ひびの部分から殻をむいていく。

殻と白身の間にできたわずかな隙間に、水を流し込むイメージでむきましょう

\きれいにつるんとむけました!/

ゆで卵は冷蔵庫で保存しているうちにだんだん固くなっていきます。作ったばかりのときは二つに割ると黄身が流れ出るかどうかギリギリの半熟卵ですが、冷蔵庫で3日もおくと、固めの半熟卵になります。

半熟のゆで卵はあまり日持ちしません。味玉にするときは、漬けて1~2日目が食べごろです。3日以内に食べきるようにしてくださいね。

では、このゆで卵に味をつけていきます。

醤油味、甘辛ソース味、カレー味など、さまざまな味玉の作り方を次ページでご紹介します。