昔から、なんとなく苦手な歯医者さん。どうやってつき合っていけばいいのか、大人になった今もわからない人が多いのでは? 先進国のなかで、日本は歯科医院の受診率が低い国と言われています。歯医者さんって、実はもっと気軽につき合っていい存在。ずっと健康な歯でいたいなら、今こそ通い方の変えどきです!

教えてくれたのは……
ルネス青山デンタルクリニック
小林 建先生

神奈川歯科大学卒業後、数軒の歯科医院で腕を磨き、2008年に開業。患者とじっくり対話しながら最善の治療法を導き出す姿勢や、ユーモアあふれる人柄に魅かれて海外から通院する人も多い。

歯医者さんではこんな
検査が受けられます

実はあまり知られていない、歯医者さんで受けられる検査。なかには今、世間で注目を集めている口腔がん検査も! 気になる口の中のこと、これを機にぜひ調べてみて。

虫歯や歯周病リスクがわかる!
「唾液検査」

「唾液検査って何?」という人が大半ですが実はコレ、歯や歯ぐきの健康、口腔清潔度を総合的にみる、内科の血液検査と同じくらい大切な検査。食事をすると口内には酸が急増し、その酸が長く留まるほど虫歯になる危険が高まります。唾液の分泌量が多い人は、その酸を洗い流す力が強いので虫歯になりにくい傾向に。自分が持っている “酸を中和する能力” と “唾液分泌量” を調べることで今後の歯とのつき合い方が見えてきます。

少量の検査液を口に含んで、しばらくブクブク……。その後コップに吐き出し、口腔内の健康状態を調べる。検査の1時間前は飲食をひかえ、歯磨きは最低6時間ほど前にすませる必要がある。

液体での検査のほかに、ガムを一定時間噛み続けておこなう検査もある。ガムを噛んで分泌された唾液を専用容器に吐き出し、簡易的な唾液分泌量の測定と虫歯菌の測定をおこなう。歯の健康だけでなく、歯周病になりやすい人や口臭がきつい人もわかる。この検査結果によって、今後のケア方法が決まってくる。


口内炎だと思っていたら
がんというケースも
「口腔がん検診」

今、世間で注目を集めている口腔がんは、人間ドックではなく、歯科医院で調べられます。実は、日本は口腔がんの死亡率がアメリカと比べて約2.5倍! しかも、今まで男性と年配者に多かった患者が、最近では若年層と女性にも増えていて、これは先進国で日本が唯一。喫煙がリスクファクターの他、定期的な歯科検診が根付いていないこともひとつの要因。口内炎がなかなか治らない人、歯ぐきや舌にしこりがある人は要注意!

まずは、口腔内にベルスコープという蛍光観察装置の特殊なブルーライトを当て、異常がないかを観察。光を当てても痛みや不快感はなく、ほんのり温かさを感じるのみで体への負担はなし。

異常がある部分はベルスコープの画面に真っ黒に現れるので、肉眼では見落としがちな変化もひと目でわかる。精度の高い口腔軟組織検査をおこなうことができる。

ルネス青山デンタルクリニック
東京都渋谷区神宮前5-38-4
☎03-6808-1763
診療時間:平日10:00~13:00、14:30~20:00、土~18:00
休診日:木・日・祝


シャツ¥13000/LE GLAZIK パンツ¥14000/HELLY HANSEN(ヘリーハンセン原宿店) 人差し指のリング¥23000、薬指にしたクリスタルのリング¥72000/共にMARIHA(マリハ伊勢丹新宿本店)

●情報は、FRaU2019年5月号発売時点のものです。
Photograph:Keiko Ichihashi Styling:Rina Taruyama Hair&Make-up:Megumi Kato Model:Kanoco Edit&Text:Tokiko Nitta