5月 1日 物理学者のバルマーが生まれる(1825年)

科学 今日はこんな日

地球のみなさん、こんにちは。毎度おなじみ、ブルーバックスのシンボルキャラクターです。今日も "サイエンス365days" のコーナーをお届けします。

"サイエンス365days" は、あの科学者が生まれた、あの現象が発見された、など科学に関する歴史的な出来事を紹介するコーナーです。

水素原子からとびとびの波長の光が放射されることを発見した物理学者ヨハン・ヤコブ・バルマー(Johann Jakob Balmer、1825-1898)が、この日、スイスに生まれました。

バルマーの発見は、水素原子から放射される光の波長が2つの整数mとnを用いて次の式で表せるというものです。

λ= hm2 m2 - n2

ただし、なぜ、このような式で表せるのかについてはまったくの不明でした。

ヨハン・ヤコブ・バルマーヨハン・ヤコブ・バルマー Photo by Public Domain

この謎が解明されたのは、バルマーの死後15年ほどたった1913年、ニールス・ボーア(Niels Henrik David Bohr、1885-1962)が原子模型のアイデアを思いついたときでした。じつは、バルマーの発見は、物理量がとびとびの値しか取らないという「量子論」的な現象の最初の発見だったのです。

【写真】ニールス・ボーア
  バルマー発見の謎は、1913年にボーアが解明した(ニールス・ボーア) Photo by Getty Images