# 子育て

金持ちは「わが子の教育」にここまでカネを使う…! その驚きの世界

格差はますます広がっていく
花輪 陽子 プロフィール

習い事は第二外国語、科学、アート、テニス、レゴ…

一方で、日本の子どもにかかる学校関連の費用の総額は、小学校から大学までで1人当たり1万2120ドルとなり、各国平均の1万391ドルを上回ります。教育費が比較的高いのに公的支出の割合は少ないことで、家庭負担に頼っているのが現状なのです。

とりわけ就学前教育に対するGDP比の公支出は最低レベルになっていて、各家庭での負担の割合が高いのですが、私費を足してもOECD諸国と比べると未就学児にかけられるお金が少なくなっています。つまり、国が子どもの教育にお金をかけていないので、教育費は各家庭における自己負担の割合が高いのです。日本の各家庭も教育熱心な家庭を除いてはシンガポールの標準家庭よりも教育費にお金をかけていないという印象です。

翻って、シンガポールにいる富裕層はとにかく早期教育にお金をかける傾向があり、学校以外にも習い事のかけもちを週6などしている家庭もあるほどです。インター校の学費は年間300万円前後と日本の一般的なインター校よりも高いですが、外部で行かせたい教室があれば学校を休ませてでも行かせる親もいます。子供が2人いれば学費は2倍になりますが、3人や4人の子供をインター校に行かせる家庭もあります。

〔photo〕iStock

習い事は何をするかと言うと、語学は第二外国語まで(英語が母国語なら中国語など)を幼少期から習わせたり、算数や科学、アートや音楽(ピアノやヴァイオリン)などの芸術系、テニスや水泳などのスポーツ、レゴのスクールまであるほどです。

学校の放課後アクティビティも多い学校では約500種類もの中から選ぶことができるようです。もちろん専門の外部講師を呼んでいるので、一流のインストラクターが子供達を教えます。家庭教師を雇うことは中流家庭でも一般的で、試験の前などには多くの家庭が利用をします。

 

学費の高いインター校ですが、学校によっては2ヶ月の夏休みに1ヶ月の冬休みなど正味180日くらい(20日×9ヶ月)しかない学校も多いです。休み中も学校内外のキャンプに入れたり(短期で海外の学校に入れたり)、旅行に行くなど、とにかく色んな体験をさせます。幼少期は特に遊び中心の学校だけにしか行かせておらず休みの間はyoutube漬けの子供と比べれば、休みの機会を利用して様々な教育を体験させる家庭とでは極めて差が出ると感じます。

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