〔photo〕iStock
# 子育て

金持ちは「わが子の教育」にここまでカネを使う…! その驚きの世界

格差はますます広がっていく

4~5才で重力の仕組みを説明

ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子です。シンガポールで生活をしていると、富裕層の教育に対するお金のかけ方には、目を見張るものがあります。

〔photo〕iStock

インター校のクラスメイトのバースデーパーティーが科学の教室だったのですが、インド系の子供達は4~5才でも重力の仕組みを英語で説明できたり、ドライアイスやお湯の温度を答えていて末恐ろしいと感じました。シンガポールには1ヶ月数万円する子供の化学スクールがあるのですが、そうした教室に送っている親もいるのでしょう。

インド系の子供は幼稚園でも掛け算や割り算ができたり、シンガポーリアンの子供は英語のセンテンスが小学校に入る前に書けることが一般的になっています。ローカルスクールに通わせる外国人の子供も学校が教えてくれるので、両親が共働きだとしても標準的なシンガポーリアンと同じレベルになるようです。日本でも中華系やインド系の学校が日本人に非常に人気が高いようですが、現在は狭き門になってきているようです。

 

さて、シンガポールは唯一の武器は賢い頭脳と自負しているほど教育費の重要性を理解している国で、国家予算の約4割は「国防」と「教育」です。それに対して、日本の国防費と教育費に関してはそれぞれ0.5割程度です。日本はOECD諸国の中で、GDP比で見た公教育支出が最低水準の国です。

OECDインディケータ(Education at a Glance)によると、日本の公教育支出をGDP比で見ると、OECD諸国の中で最下位レベルになっており、たびたびメディアでも話題になっています。

経済協力開発機構(OECD)が公表をした小学校から大学までに相当する教育機関に対する公的支出状況などの調査によると、2015年の加盟各国の国内総生産(GDP)に占める支出割合を見ると、日本は2.9%となり、比較可能な34カ国中で前年に続き最も低いという結果が出ました。ちなみにOECD平均は4.2%でした。