# 結婚

アラフォー女優、最後の告白「それでも『結婚』が私の夢」

『新婚さんいらっしゃい!』に出たい!
松下 恵 プロフィール

とっておきのプロポーズ!

先日、母(女優の榊原るみ)の古い友人である70歳の男性に、お目にかかる機会があった。

「男はね、るみちゃんとデートしたら、3回目には絶対プロポーズしちゃうって、当時は有名な話だったよ」と、教えてくださった。

私は、「どうしてよ、どうしてなのよ」と心をざわつかせながら、それが事実なのかどうか、母に問いただした。

 

恵「今まで、何人にプロポーズされたの?」

るみ「付き合った人、ぜんぶだよ」

恵「……うっ(悔しい)へえー(平気なフリ)何人くらい……?」

るみ「数え切れないよ」

母・榊原るみ(左)、1歳の私と祖母

ぬぁ、な、なんと。
母と娘で、こうも違うものか!?
同じ血を受け継いだものとして、信じがたい話だ。

それとも私は……母の子ではないのではないか?

そういえば、私の従姉妹のほうが、昔から母に似ていると評判で、目が大きく、足もすらっと長く、男性にモテるし、すでに2回、結婚できている。

昔はプロポーズをしなければ、女性を口説くことができなかったらしい。
おつきあいをする、ということは、その時点で、結婚前提だったのだろう。

今は何なのだろう……。

おつきあいをする前に、結婚願望があるか聞くと、「もちろんいつかは結婚したいと思っているよ」と男性は言う。

「そうか、結婚したいのね!」と思って付き合うと、その「いつか」が「いつ」なんだろう?という疑問に変わり、「結婚したいと思っているよ(でも、その相手がキミだとは言ってないよ)」という、悪魔のささやきまで、聞こえてくることになる。

そして、そんな男性たちに「ねえ、真剣に考えているの?」と聞いて、返ってくる返事の定番は「毎日、考えてるよ」だ。

これは、もう鉄板の返事である。

ひどいときは、「毎日、テレビ見ながらだって、きみのこと真剣に考えてるよ」という。

私は、心の中でつっこんでしまう。

「テレビ見ながら、どうやって、わたしのこと考えられるんだよ……」

プロポーズをされるのも、才能のひとつなのかな、と最近は考えている。

私には、その才能がなかったらしい……。

そもそもアラフォーになったら、プロポーズは「女性からする」ものらしい。

「ん〜、ちょっと前に流行ったフラッシュモブでプロポーズされたいな♡」とか
言ってる場合ではない。

私も、来たる日のために、今からとっておきのプロポーズを考えておこう!

「待ったかいがあったなあ」と言ってもらう!

今回、この原稿を書きながら、私はとても癒されてきた。書くということは、自分の気持ちを手離していくようで、心が軽くなっていく。

「結婚できない私、かわいそう……」と、自分に酔いしれているだけだということがわかって、すっきりした。気持ちを言葉にしていくのは、いいことだ。

ここまで、自分の本当の気持ちに向き合い、それを言葉にしていくことでたどり着いた境地は、結婚していなくても私は十分幸せだということだ。結婚できていないからといって、不幸では絶対ない。

これからは、人と比べて「結婚できない私」を哀れむことはないだろう。

でも、それでも――。

わたしにとって、結婚は夢である。きちんと美しい夢だから、きちんとしたいと思っている。

「1回は結婚したほうがいいわよ〜。失敗したっていいんだから、とりあえずしてみたら」と言ってくださる先輩は多い。

でも、私は、「とりあえず」なんていやだ。もっと神聖な気持ちで、生涯この人と添い遂げようという覚悟で、結婚したいと思っている。

と、ここでアピールしておこう。

そして、いつの日か『新婚さんいらっしゃい!』に呼んでいただけたら、桂文枝師匠に「奥さん、いい人見つけたね。待ったかいがあったなぁ」と言ってもらおう!

あ……想像しただけで、ちょっと涙。

ところでお気づきの方がいるだろうか? この連載の冒頭にある、わたしの名前横の「プロフィール」をクリックすると、芸歴が見られるのですが、そこにちょっといたずらをしました。ぜひ、スクロールしてみてください。うふふ。

次回の連載は、「ちょっと面白い、ウチの旦那さん」みたいなタイトルで書きたいです。

お読みいただき、ありがとうございました!

(終わり)

映画『アラフォーの挑戦 アメリカへ』全国順次公開!
がけっぷち女優・松下恵が、実家を離れ海外ホームステイに挑戦し、多様な価値観に触れ、新たな一歩を踏み出すまでの“アラフォー”密着ドキュメント!
4月6日~ 新宿K's cinema、4月13日~ 横浜シネマ・ジャック&ベティにて公開!
公式サイトはこちら
https://arafo37.com