〔PHOTO〕金子正志
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1200本が即完売!福島産ブドウで作る初めてのワインができるまで

「果樹王国」復活に向けて①

提供:三菱商事

一瞬で完売した福島産ワイン

この3月10日、福島県郡山市で収穫されたブドウで醸造した郡山産ワインが発売された。そのワインの名は「Vin de Ollage(ヴァン・デ・オラージュ)」。福島県には「自分の家」を意味する「おらげ」という方言があり、地元の人たちが「おらげのワイン」と自信をもって勧められる商品になるよう願いを込めてネーミングされた。

発売に先駆け、3月5日に郡山市内で開催された商品発表会には関係者ら約100人が参加。郡山市からは品川萬里(しながわ・まさと)市長らが出席したほか、地元のテレビ局、新聞などのメディアも多数取材に訪れ、その注目の高さ、期待の大きさがうかがえた。

商品発表会の様子〔PHOTO〕金子正志

郡山産ワインを醸造、販売するのが、郡山市逢瀬町にある「ふくしま逢瀬ワイナリー」だ。2015年秋、「三菱商事復興支援財団」が建設し、東日本大震災からの復興に励む地元農家・郡山市と協力しながら運営してきたものだ。同財団は「福島における果樹農業の新たなモデルを創る」ことを目的に「果樹農業6次産業化プロジェクト」を開始。これまでに福島県内産の桃や梨、リンゴからリキュールやシードルを製造・販売してきた。

逢瀬ワイナリー〔PHOTO〕金子正志

郡山市の農林部園芸畜産振興課・主任技査兼園芸推進係長の大和田裕一さんは、

「市内に生食用のブドウをつくっている農家さんはいましたが、ワイン用ブドウをこの郡山で植えてワインをつくるなんて発想、我われにはなかったんですよね。震災からの復興がなかなか進まないなかで、『福島を応援したい!』と財団さんから声をかけていただいたおかげで、生産から加工、醸造、販売まですべて郡山にこだわったワインが誕生し、本当にありがたく思っています」

と、笑みを浮かべる。

郡山市農林部園芸畜産振興課の大和田裕一さん〔PHOTO〕金子正志

完成した郡山産ワインは赤、白、ロゼの3種類。ロゼは3500本(1本2500円・税込み)で、逢瀬ワイナリーのほか県内の百貨店や福島空港などで販売されている。赤、白は各600本(同2700円)で初年度は同ワイナリーのみでの販売となった(赤・白ワインは3月で完売)。